レシピ

インド人直伝 基本のチキンカレーをマスターする
<スパイスの使い手になる①>

食べるほどに元気になるチキンカレーの作り方を、インド食料品店のおじさんに教えてもらいました。

大航海時代から人々の心をひきつけてやまない香辛料。世界には、香辛料を使って独自の食文化を築いてきた国がたくさんあります。ここ日本でも今はスーパーに行けば、様々なスパイスを求めることができます。でも、スパイスをうまく使いこなすのって、なかなか難しくありませんか? 買ってはみたものの、いまいち使い方が分からないまま出番が来ず棚の中で忘れ去られている…なんてことも多いと思います。そこで、この連載ではスパイス使いが上手な国の人々に、スパイスを使った代表的な料理を取材。組み合わせ方のヒントやスパイスのはたらきなどもご紹介します。

第一回目は、「スパイス」と聞いておそらく誰もが真っ先に思い浮かぶ国・インド出身の方から、現地の家庭でも食べられているチキンカレーの作り方を教えてもらいました。

今回のスパイス伝道師はこの方

プラサド・ビネシュさん

プラサド・ビネシュさん

今回チキンカレーの作り方を教えていただくプラサド・ビネシュさん。在日インド人が多く居住することから“東京のリトルインディア”とも呼ばれている街・西葛西で、「スワガット・インディアン・バザール」という名前のインド食料品店を営んでいます。お釈迦様が悟りを得た土地としても有名な北インドのブッダガヤ出身。インドに奥様と息子さんを残して、2007年に単身日本にやってきました。今では日本語もペラペラです。

プラサドさんが営むインド食料品店「スワガット・インディアン・バザール」

プラサドさんが営むインド食料品店「スワガット・インディアン・バザール」

プラサドさんのお店に足を踏み込めば、そこはまさに「インド」。香辛料の香りが充満する店内には、はじめて見るような珍しいスパイスや、現地の台所でも使われる食用油、インドの米、穀粉類、豆類、缶詰、冷凍食材、レトルト食品、お菓子、洗剤など、ありとあらゆる食材や日用品がぎっちり並んでいます。しかも、どの商品も驚くほどの安さ。スパイスも1袋100~200円程度で、あくまで日本で生活をするインド人家庭向けの食材店、といった雰囲気です。けれど、その種類の豊富さと良心的な価格から、スパイスを求めて遠くから買い出しにやってくる日本人も常連さんも多くいます。

今回、店内でいろいろお話しを聞くつもりで伺ったのですが、「ぜひワタシのウチに来てください。チキンカレー作ってみせます」と、なんともフレンドリーなプラサドさん。お言葉に甘えて、ご自宅の台所で実際の調理風景を見せてもらうことにしました。

現地感たっぷりの台所で、チキンカレーを作ってもらう →