レシピ

インド人直伝 基本のチキンカレーをマスターする
<スパイスの使い手になる①>

スパイスから調合した本格チキンカレー、いただきます!

食べてみてまず驚いたのは、とても塩だけで調味したとは思えない複雑な味わいに仕上がっていること! チキンの旨味と玉ねぎの甘さに、スパイスの複雑で奥行のある香りと鮮烈な刺激が加わり混然一体となっています。食べれば食べるほど食欲がわき、ひと口ごとにモリモリ元気になっていく感じです。恐るべし、スパイスマジック!

プラサドさんは右手だけを使って器用に食べていたので、私も真似して素手で食べてみました。やってみると意外と難しくぎこちない手つきでしたが、その場の雰囲気も手伝ってかさらにカレーが美味しく感じました(その後しばらく指にスパイスの香りが残っていました)。

みなさまも今回のレシピで本場のチキンカレーを作った際は、ぜひ日本でのお行儀作法は忘れて、インドスタイルで食べてみてください。すぐさま心がインドにトリップすること請け合いですよ。

プラサドさん、今日は本場のチキンカレーを作っていただき、ありがとうございました!

調理時間:70分

作り方のおさらい

  • ニンニクとしょうがは荒くみじん切りにしてすり潰すか、おろし金やミキサーですりおろしておく。玉ねぎはスライスしておく。カルダモンは中から種が出るよう潰しておく。
  • 丸鶏を使う場合、皮をはいでぶつ切りにしておく。
  • 鍋に食用油を熱して(中火)、まずクミンシードを入れる。クミンからシュワシュワ泡が出たら、ホールスパイスのカルダモン、ブラックペッパー、クローブ、シナモン、ベイリーフを入れる。スパイスがパチパチ跳ねるので、おさまるまでフタをする。
  • 鍋に、玉ねぎを入れて軽く炒め、適当にちぎった唐辛子と輪切りにした青唐辛子(好みで)を入れてさらに炒める。
  • 玉ねぎをあめ色のペースト状になるまで炒めたら、ニンニクとしょうがを加える。
  • 軽く炒めたら、鶏肉を投入し、肉の表面に色がつくまで炒める。
  • パウダースパイスのターメリック、チリパウダー、クミンパウダー、ガラムマサラを加えて混ぜる。
  • 皮つきのまま乱切りしたトマトを鍋に加えて混ぜる。
  • 様子を見ながら水を加え、塩を入れて味付けする。
  • チキンに火が通るまで煮込んだら、完成!

SPICE NOTE|チキンカレーを美味しくするスパイスたち

  1. 赤唐辛子(チリ)・・・辛味の強いものから甘い品種のものまで、世界に500種類以上ある。カレーに使うなら、辛味の強いものがおすすめ
  2. 青唐辛子・・・赤く熟す前の若い唐辛子。シャープでさわやかな辛さが特徴。生のまま冷凍保存可能
  3. ターメリック・・・日本では「ウコン」としておなじみ。カレーの色付けに欠かせないスパイス。漢方薬や健康食品としても人気
  4. クミン・・・インド料理にはなくてはならないスパイス。セリ科の一年草で地中海沿岸が原産。クセのある香りと若干の苦味が特徴
  5. カルダモン・・・古くから消化促進に効くと料理や医療にも使われているスパイス。清涼感のある芳香をもつ
  6. シナモン・・・クスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたもの。独特の甘い香りで、スイーツでもおなじみのスパイス。体を温めたり、胃腸を整える作用がある
  7. クローブ・・・バニラに似た、甘くて刺激的なスパイス。フトモモ科の常緑樹で、花のつぼみを乾燥させたもの。肉の臭みを消す作用がある
  8. ブラックペッパー・・・世界中で愛されている、おなじみのスパイス。粒のままでも油と炒めることで、香りを引き出すことができる
  9. インディアンベイリーフ・・・煮込み料理の定番スパイス。肉の臭みを消してくれる。一般的なベイリーフは月桂樹の葉を乾燥させたものだが、インディアンベイリーフはシナモンの葉を乾燥させたもので、サイズも大きい

(参考文献)
水野 仁輔(2010)『かんたん、本格! スパイスカレー』 マーブルトロン
ナイル善己(2011)『ナイルレストランが教える はじめてのインド料理』主婦と生活社

■お店情報

スワガット・インディアン・バザール

スワガット・インディアン・バザール
東京都江戸川区西葛西5-12-2西葛西モリタビル102
TEL:03-3680-9490
営業時間:10:00~21:00 年中無休

※記事の情報は2018年11月26日時点のものです。