家計簿でもう悩まない! ファイナンシャルプランナーが16個の疑問やお悩みをすっきり解決

家計簿はいざつけてみると「外食って食費に含めるの?」「毎日つける時間がない!」など次々と疑問や悩みがわいてくるもの。そんなときはこの記事をぜひお役立てください。家計簿初心者も挫折経験者も必読の、お金のプロからのヒントが満載です。

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この方にお聞きしました

山口京子さん

ファイナンシャルプランナー。フリーアナウンサーとして活躍後、お金好きが高じてファイナンシャルプランナーの資格取得。執筆やメディア出演、セミナー等で活動。著書に「なまけものが得をする ワンコインつみたて投資術 」など。

山口京子さん

家計簿が続かない…お金のプロが解決策を伝授!

理想の暮らしや欲しいもの、目標に向けて家計簿をつけはじめたのに気付けばやめてしまっていた…。そんな経験はありませんか? 忙しい日々の中で家計簿のための時間を作るのは大変ですよね。

またコツコツ続けている方でも、費目分けや記録の仕方など「今のやり方がベストかな?」とモヤモヤしている方もいるかもしれません。

今回は家計簿未経験者・経験者のリアルな疑問やお悩みを集め、お金のプロにずばり解決していただきました! プロが教える記録テクニックはもちろん、家計簿への意識をポジティブに変えるアドバイスまで、我が家の家計を見直したいと考えている方へのヒントがいっぱいです。

答えていただいたのは全16問!▼
家計簿の疑問・お悩み①|家計簿ってどんな人でもつけた方がいい?
家計簿の疑問・お悩み②|家計簿をつけるメリットとは?
家計簿の疑問・お悩み③|記録を貯金や節約に活かせない!
家計簿の疑問・お悩み④|毎月の予算があるのについお金を使い過ぎてしまう
家計簿の疑問・お悩み⑤|収支の記録は毎日つけないとだめ?
家計簿の疑問・お悩み⑥|家計簿って細かく正確につけることが大事?
家計簿の疑問・お悩み⑦|家計簿のゴールはある?
家計簿の疑問・お悩み⑧|3日坊主で続かない…
家計簿の疑問・お悩み⑨|女性におすすめの費目は? それぞれの予算は?
家計簿の疑問・お悩み⑩|食品と日用品を一緒に買ったら費目はどうする?
家計簿の疑問・お悩み⑪|クレジットカードなど支払い日が異なるときは?
家計簿の疑問・お悩み⑫|チャージって使っていなくても支出になる?
家計簿の疑問・お悩み⑬|オートチャージは家計簿をつける人には不向き?
家計簿の疑問・お悩み⑭|外食は食費?交際費?
家計簿の疑問・お悩み⑮|イレギュラーな支出でピンチ!
家計簿の疑問・お悩み⑯|FPがおすすめする忙しい人にぴったりの便利なアプリ

家計簿の疑問・お悩み①|家計簿ってどんな人でもつけた方がいい?

──そもそも、家計簿って必ずつけないとダメですか?

山口 実は家計簿は、どんな人でも必ずつけてくださいというものではありません。日々の生活に難がなく順調にお金を貯められている方は、ご自分の財産とその使い方を頭の中で上手くコントロールできているので、わざわざ家計簿をつけなくてもいいと思います。

──なるほど。逆に家計簿をつけた方がいいのはどんな方でしょうか。

山口 「これから貯金をはじめたいな」とか「なぜか給料日前はお金がなくて困っている」という方には家計簿をおすすめします。今まで貯金をしてこなかった人がお金を貯めたいと感じたら、まずはお金と向き合う意識を習慣化させるためにも家計簿をつけてみてはいかがでしょうか。

家計簿の疑問・お悩み②|家計簿をつけるメリットとは?

──家計簿でできることはどんなことでしょうか。

山口 家計簿の目的は主に「貯蓄(節約)」と「家計の記録」の二つです。日記のように買った物を記録したい方は、ご自分の分かりやすいように家計簿をつけていくのがベストです。今回は主に貯蓄(節約)を目的とされ、家計簿をはじめたい、続けたい方に向けてお話できればと思います。

──家計簿をつけることでどんなメリットがありますか?

山口 家計簿をつけるメリットはいろいろありますが、一番は「お金を貯めている最中ということを忘れず過ごせる」ことだと考えています。この効果は2000年代に流行した「レコーディング・ダイエット(※)」をイメージしていただくのが分かりやすいかもしれません。レコーディング・ダイエットの効果の一つとして、自分が食べたものや体重を記録することで、ダイエットをしている自分を意識できることが挙げられます。同じように家計簿をつけることで、お給料が入って手元のお金が増えたとしても、貯金(節約)したいことを自覚して自分を律する気持ちが生まれてくるんです。「お金を貯めたい!」という熱い気持ちはいつの間にか冷めて忘れてしまいやすいので、お金を貯めているという意識を忘れずに持ち続けることが実はとても大切なんです。

──メンタル面での効果が大きいというのは意外です。

山口 ちなみに、お金を上手く使えるようになってくると家計簿が自己肯定感を上げるきっかけにもなりますよ。自分で決めた予算のやりくりが上手くいってもなかなか誰かに褒めてもらうことは難しいですが、家計簿を見返すことで「えらい!目標を達成できている」とか「よくやった!今月は無駄使いなし」とか、自分で自分を褒めることができるんです。

──お金の流れを可視化できるだけじゃないんですね。

山口 それももちろんメリットの一つですが、お金の流れをきっちり記録するのは貯金・節約癖をつけるための家計簿ではそんなに重要ではありません。それよりもどんな行動がプラスになって何がマイナスになってしまったのかを振り返って、これからに活かせるような家計簿を目指しましょう。

※ レコーディング・ダイエットとは、2000年代に流行したダイエット法の一つで、摂取した食べ物と毎食後の体重を日々記録することで、自分が摂取しているエネルギー量、食事の内容、間食などを自覚し、体重の変化を見ながら食生活の改善につなげるというもの。

家計簿の疑問・お悩み③|記録を貯金や節約に活かせない!

──実際に家計簿を継続している方でも、どうやって貯金や節約に活かせばいいのか分からないという方もいらっしゃいます。

山口 
それはもったいないですね。せっかくがんばっていらっしゃるなら、その記録を活かすことで貯金や節約など、家計のコントロールに活かしていただきたいです。

──具体的には、どうやって活かしていったらいいのでしょうか?

山口 
家計簿は記録をしただけでお金が貯まる魔法のツールではありませんから、記録をしたら一週間に一度見返して総括をしてみてください。「自分はお金を貯めているんだ」と意識しながら家計簿を見てみると、「安売りだからと必要以上に食材を買い込んでしまった」「昨日はカフェではなくコンビニで飲み物を買って節約できた」など、自分の行動で気付く部分がきっとあると思います。そうやって気付くことができれば、次に同じようなことがあったときに上手く判断ができるようになったり、自分自身の行動が変わっていくはずです。どんなことに気付けたか忘れてしまいそうな方は、家計簿に直接メモするのも一つの手ですよ。

──ちょっとした日記みたいですね。家計簿は淡々と買ったものや入ったお金の記録するツールなのかと思っていました。

山口 自分の夢や目標を叶えるためのツールの一つですから。形式通りに使わなくても、自分に必要だと思ったことはどんどん取り入れて、自分にとってベストな形で記録ができればいいと思います。実際にお金をしっかり貯めている人は、家計簿を使いやすいようにカスタマイズしている人が多いです。

家計簿の疑問・お悩み④|毎月の予算があるのについお金を使い過ぎてしまう

──毎月の予算内で生活しようと思っても、ついお金を使い過ぎてしまう人はどうしたらいいですか?

山口 
お金を使うクセがついていると、いざ節約と思っても、はじめは難しいですよね。私がよく相談者さんに向けて言うのは、預金残高はあなたの行動が数字になって表れたものですよということ。つまり、行動やそこに繋がるマインドが変わらなければ預金残高を増やすのも難しいということです。「自分の行動次第で預金が増える」「その先に自分が望む未来が待っている」ということが自分の中でリンクしていないと、目先の欲望に駆られてついお金を使ってしまうんです。

──どうして貯金をしたいのかという目的が大事ですね。

山口 
そうなんです! 貯金したいと思って家計簿をはじめる前に、「買いたい物がある」とか「老後のため」とか、何を目標に貯金したいかをぜひ考えてみてほしいです。手書きのノートを使うなら、目標を書き留めておくのもいいですね。目標があれば、節約のために日々気を付けなければいけないことがあっても前向きにがんばれると思います。

──メンタル面以外では何かいい方法はありますか?

山口 
家計簿を使った解決方法ではありませんが、お給料をもらったら手取りの1~4割を先取り貯金しておく方法があります。毎月一定額を専用の口座に移してしまえば、強制的に残りのお金で生活するしかなくなりますから。これは使い過ぎてしまう人でなくても着実にお金を貯められるのでおすすめです。

家計簿の疑問・お悩み⑤|収支の記録は毎日つけないとだめ?

──家計簿は毎日つけないといけませんか?

山口 無理して毎日つける必要はないですが、最低限1週間に1回は家計簿をつけてその週の自分の行動を振り返るようにしてほしいです。1ケ月単位で振り返る方が多くて、一週間単位の小計を出している方は意外と少ないんですよ。

──どうして1 週間単位の振り返りが必要なんでしょうか。

山口 少し使い過ぎてしまっても、1週間分のマイナスなら翌週、翌々週で取り返せるというメリットがあります。記録も振り返りも1ケ月単位でやろうとすると大変ですし、もし家計がマイナスになっていたり反省すべき行動が出てきても、それを挽回するのが翌月や翌々月になってしまいます。それではいつまで経ってもお金が貯まりませんよ!

──プラスマイナスを調整する場合に、気を付けることはありますか?

山口 月単位の予算は必ず守ること
です。そのために疑問・お悩み④でご紹介した先取り貯金をして使える予算を物理的に抑えるのも一つの方法です。

家計簿の疑問・お悩み⑥|家計簿って細かく正確につけることが大事?

──無駄使いを見逃さないように、記録は細かくつけた方がいいですか?

山口 1円単位、1個単位までは書き留めなくて大丈夫です。私の知る限りでも、収支を1000円単位で大まかに記録して家計簿を続けている方もいらっしゃいます。疑問・お悩み③でもお話した通り、自分の行動を振り返れるような家計簿になれば十分です。

──記録することが大事、きれいに家計簿をつけることが大事、ではないということですね。

山口 
その通りです。会社の経理じゃないですから、お小遣い帳の感覚でいいと思います。今まで家計簿をつけてこなかったという方は、ざっと自分のお金の使い方を把握するだけでもきっと行動が変わっていきます。大きな買い物は少なくても、毎日ちょこちょこ何かを買っていて、それが積み重なって大きな割合を占めているということも少なくないですからね。

家計簿の疑問・お悩み⑦|家計簿のゴールはある?

──家計簿は一生つけ続けるものですか?

山口 
貯金をしたい人にとって、最終的な目標は家計簿をつけなくても家計が毎月黒字になって一定額貯金できている、という状態だと思います。ここまでくれば家計簿を卒業してもいいんじゃないでしょうか。ただ、収支の記録が日記代わりになってその日あったことを思い出すきっかけにもなることもあるので、続けるメリットもありますよ。

家計簿の疑問・お悩み⑧|3日坊主で続かない…

──お金を貯めたい! という気持ちはあるものの家計簿を継続できない人が3日坊主で終わらないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

山口 
忙しさが理由で、どうしても家計簿が続かないという方は家計簿を続ける方法を探すより、思い切って別の手段を取ることをおすすめします。目標が貯蓄なら例えば疑問・お悩み④で紹介した先取り貯金をして、日々の支払いはデビットカード払いで残高を見るようにするとか。そうするとデビットカード用の口座に入っている金額の範囲内で生活せざるを得ませんよね。これで少なくとも貯金ができますし、家計がマイナスになることは防げます。

──貯金のためには絶対家計簿がいい、というわけではないんですね。

山口 
家計簿は家計の目標への道筋を立てるのに便利ですけど、誰にでも向いているツールとは言い切れません。家計を把握する手段は色々あるので、自分に合ったものを探してみるのがいいと思います。他にも、食費が気になるなら、家計簿に食費だけつけて記録の負担を減らすとか、とりあえずレシートを取っておいて1週間に一度は収支の計算だけでもしてみるとか。忙しい中で家計簿をつけることでストレスが積み重なってしまっては、せっかく節約や貯金をしたいと思っても、やる気がなくなってしまいますよね。大切なのは上手なお金の使い方を習慣づけることですから、目標のためにできる範囲で工夫をしてみたらいいと思います。

家計簿の疑問・お悩み⑨|女性におすすめの費目は? それぞれの予算は?

──家計簿で悩むことの一つが費目分けだと思います。特に女性が家計簿をつける上でおすすめの項目はありますか?

山口 まず男女に関わらず、家賃などの固定費と月々で変動のある生活費は分けた方が予算を立てやすいと思います。生活費は食費、外食費、医療費、交通費、日用品費、交際費、被服費、レジャー費が一般的なところですが、女性の場合はここに美容費を追加で立てておくといいかもしれません。

──日用品費には含めないんですね。

山口 
もちろんお化粧はほとんどしない、基礎化粧もシンプルという方は美容費を日用品費に含めても構いませんが、自分で意識していなくてもちょこちょこ買いをしている場合もありますし、ネイルやヘアカラーの習慣があるかないかで、大きく支出が変わります。家計を見直すならはじめは分けておくのがいいと思います。

──それぞれ収入に対してどれくらいの予算を割り当てたらいいでしょうか?

山口 
生活スタイルは十人十色なので金額や割合は一概には言えません。固定費と先取り貯金(手取りの1~4割)分は最初に取っておいて、残ったお金は自分がお金をかけたいところを重視しつつ無理のない範囲で予算を立てるのがいいと思います。一般論だけで自分に合っていない項目分けをしても自分のためになる家計簿にはなりませんから、性別や職業などに囚われず普段の生活を軸にして費目立てをしてみてください。最初から完璧を目指すのではなく、トライ&エラーで修正していけばいいのです。

家計簿の疑問・お悩み⑩|食品と日用品を一緒に買ったら費目はどうする?

──スーパーマーケットなどで買い物をするときに、食品と一緒に日用品を買ったり、ドラッグストアで日用品と化粧品を併せて購入することがあります。レシートから費目別に計算し直して記録するのが面倒なのですが、何かいい方法はありませんか?

山口 それなら、よく買い物をするスーパーマーケットの名前をそのまま費目にする方法がありますよ! 疑問・お悩み⑨で費目立ての話をしましたが、基本にとらわれず自分に必要な費目は作ってOKです。「〇〇スーパー」という店名の項目を作れば、そこで購入した食品や日用品はまとめて記録しておけます。ただし、その場合レシートなどは取っておいた方がいいですね。支出が必要以上に多いときに、食費が多いのか日用品費が多いのか、原因を確認する必要がありますから。

家計簿の疑問・お悩み⑪|クレジットカードなど支払い日が異なるときは?

──クレジットカードは使った翌月以降に引き落としがあることが多いですが、収支の記録はどのようにつけたらいいでしょうか。

山口 
その月に実際に入ってきたお金や買ったものを計算して赤字にならないことを目指していただきたいので、使った金額を引き落とし用口座に避けておきつつ使った月にその金額を記録するようにしていただきたいです。月末のピンチをクレジットカードで乗り越えることが多い方はクレジットカードを使うのを控えて、デビットカードを使うか現金払いで支払いを先延ばしにしないようにしてみてください。

──光熱費など変動があるものでも利用した月と支払う月が異なることがありますが、その場合はどうするのがいいですか?

山口 
引き落としの月の収支にそのまま含めていいと思います。季節などで多少変動があるかもしれませんが、おおよその金額が分かっていますし、わざと支払いを先延ばしにしているものでもないので。

家計簿の疑問・お悩み⑫|チャージって使っていなくても支出になる?

──チャージ式の電子マネーの場合は、チャージした金額そのものを支出として記録した方がいいでしょうか?

山口 
チャージした電子マネーの使い道によります。チャージした金額を交通費にしか使わない人は、チャージしたタイミングでその金額を交通費として記録するのがいいと思います。チャージしたお金を色々な支払いに使うという人は、支払いのタイミングで何費として使ったか記録するのがいいんじゃないでしょうか。疑問・お悩み⑩でお話した内容と似ていますが、項目分け自体は自由で構いません。使い過ぎを感じたら見過ごさず原因を振り返るようにすることが大切ですよ。

家計簿の疑問・お悩み⑬|オートチャージは家計簿をつける人には不向き?

──交通系ICや電子マネーなどでオートチャージの設定をしている人もいると思いますが、こういった機能は家計簿をつける人には不向きですか?

山口 
いえいえ、便利な機能ですし使ってもいいと思います。利用する場合は自由に使えるお金と思って使い過ぎないよう、交通費にだけ使用するなどルールを決めて上手に使ってくださいね。記録するタイミングは、オートチャージされたときより実際に何かに支払ったときの方が、自分の行動を振り返りやすいです。

家計簿の疑問・お悩み⑭|外食は食費?交際費?

──外食を食費か交際費か迷った場合はどうしたらいいでしょうか?

山口 
外食費という費目を立てておく方法もありますし、頻度が少なく一人では外食しない人なら交際費に含めてもいいと思います。この問題に限らず、正解はないですが自分の生活に合ったルールで家計簿をつけると悩みが減りますよ!

家計簿の疑問・お悩み⑮|イレギュラーな支出でピンチ!

──冠婚葬祭や家電の買い替えなど、イレギュラーに大きな出費があった場合は家計簿ではどう処理したらいいですか?

山口 
まずそういったイレギュラーも家計簿に書き留めて、こんな出費があったんだと意識できるようにしてください。イレギュラーは毎月発生するものとして、予算の中にイレギュラー対応用の特別費を少しでも確保しておくことをおすすめします。特別費でまかなえない場合は貯金から出すしかありませんが、その貯金もないなんてことにならないように、先取り貯金などで蓄えを作っておくことが重要です。

家計簿の疑問・お悩み⑯|FPがおすすめする忙しい人にピッタリの便利なアプリ

──記録する時間が惜しいほど忙しい人でも家計管理に役立てられるツールを教えてください!

山口 
私は「おカネレコ」というアプリをおすすめしています。費目を選んで使った金額を入力していくだけのシンプルなアプリですが、記録した支出を自動で計算してくれるので、とにかく時間や手間がかからないんです。慣れれば2秒くらいで入力ができてこれなら続けられるという声もよく聞くので、忙しい方やレシートをもらい忘れてしまいやすい方にぜひ試してみてほしいです。

──私も実際に1週間ほど使ってみましたが、たしかに記録がサッとできて家で電卓を叩かなくていいので、時短できますね。

山口 
忙しい日々の中で貯金や節約をしたいと思って行動をはじめるのはすばらしいことです! 今は便利なツールもたくさんありますから、ぜひいろいろ試して自分にあったやり方、無理のないやり方を選んでください。

家計簿は自己肯定感アップツール!

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今回お話を伺った山口さんは、細かい数字にはとらわれなくてOK、家計簿は記録を通して自分の行動を見返せるようにすることが大事と繰り返しおっしゃっていました。ぜひ自分の目標のために自分の行動を変えるきっかけにすることを意識してみてください。はじめは反省点だらけかもしれませんが、続けるうちに自分を褒めたい!と思える行動が増えてきたら大成功です。

家計簿にチャレンジしてみようと思っている方、もう1度トライしたい方。はじめるタイミングはいつでも大丈夫です。思い立った今日から、自分のため、我が家のための家計の見直しをはじめてみてはいかがでしょうか。

※記事の情報は2022年1月14日時点のものです

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