観光列車で楽しむ大人の紅葉狩り! 関東エリアのおすすめ3選
関東では10月下旬から本格的な紅葉シーズンがやってきます。紅葉の名所を巡る旅もよいですが、今年は車窓から紅葉狩りを楽しむ列車旅はいかがですか? プレデリ編集部おすすめ、都内から日帰りで紅葉が楽しめる観光列車をご紹介します。
今年の紅葉は「観光列車」から眺めてみませんか?
山々が赤く色づく秋本番。「紅葉狩り」はドライブやハイキングなど色々な楽しみ方がありますが、今年はいつもよりも少しリッチな、列車の車窓から楽しむ大人の紅葉狩りはいかがでしょうか?
ご当地の駅弁や地酒を楽しんだり、窓ガラスのないオープンな車窓から迫力満点の紅葉を眺められるのは、観光列車ならではの優雅な秋の楽しみ方です。
今回は、プレデリ編集部おすすめの紅葉狩りが楽しめる観光列車をご紹介します!
おすすめ観光列車①|HIGH RAIL 1375【山梨~長野】
紅葉のベストシーズン:10月下旬ごろ
乗車区間:JR小海線(小淵沢駅~小諸駅)
山梨県の小淵沢駅と長野県の小諸駅をつなぐ小海線は八ヶ岳高原線の愛称でも親しまれ、JR線では日本一標高の高い地点を走る路線です。
「HIGH RAIL 1375」は、小海線の特徴である標高の高さを表す「HIGH」と、線路の「RAIL」、そして野辺山駅から清里駅にかかるJR線標高最高地点「1375m」を組み合わせて名付けられました。
車体や内装は星空をイメージしたかわいいデザイン。おひとり様用やペアシートは雄大な景色を堪能できるよう窓向きになっています。大きな車窓からは浅間山、八ヶ岳、そしてのどかな田園風景が楽しめます。
※「HIGH RAIL 1375」には「HIGH RAIL 1号」「HIGH RAIL 2号」「HIGH RAIL 星空」の3種類があります。
ビューポイントはココ!
●信濃川上駅~小海駅間
赤や黄色に染まる紅葉が見られます。
●小海駅~中込駅間
八ヶ岳などの山々を背景に入れられる撮影ポイント。秋の黄金色の稲穂が実る田園風景は圧巻です。
●10月中の金曜日、11月1日(金)には、沿線の自治体によるおもてなしとして、各自治体の特産品をプレゼントします。(予告なく中止となる場合があります)
おすすめグルメ
●車内販売では、八ヶ岳高原サイダー、軽井沢ビール、信濃ワインなど地元のドリンクが人気。
●お土産の一番人気は「チョコサンドクッキー(HIGH RAIL オリジナル缶)」。お手軽サイズでお土産にぴったり。車両やヘッドマークのイラスト入りのブルーの缶は、食べ終わったらペン立てや小物入れにも使えます。
紅葉期間中のおすすめ情報
●「HIGH RAIL 2号」限定プラン:スイーツセット
乗車券+指定席券+スイーツと飲み物付きのオプショナルプラン(4,000円)です。(要予約)
DATA
●運行日
土日祝
※詳しくはウェブサイトでご確認ください。
●料金
乗車券+指定席券が必要です。
●お問い合わせ
JR東日本 長野支社ホームページ
https://www.jreast.co.jp/nagano/highrail/index.html
おすすめの観光列車②|富士山ビュー特急【山梨】
紅葉のベストシーズン:11月上旬~中旬
乗車区間:富士急行(大月駅~河口湖駅)
大月駅と富士山の玄関口・河口湖駅を約50分で結ぶ「富士山ビュー特急」。大月駅を出ると富士山に向かって勾配を上り続け、大月駅と終点の河口湖駅との標高差は500mにもなります。
次第に姿を表す富士山、赤や黄に色づく豊かな自然を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。終点駅となる河口湖畔でも美しい紅葉が堪能できます。
ビューポイントはココ!
●松尾芭蕉が句を詠んだ「田原の滝」
●富士山のビュースポット、三つ峠~寿駅間
●「スイーツプラン」(特別車両限定)
週末・祝日限定の「スイーツプラン」とオリジナルグッズ
土日祝の上下便には、特別車両(1号車)限定で「スイーツプラン」が運行。「ハイランドリゾートホテル&スパ」のパティシエが手掛ける山梨の味覚を取り入れた特製スイーツを堪能できます。
※メニューの内容は季節によって変わります。
●オリジナルグッズ
車内では飲み物や軽食のほか、オリジナルグッズも販売しています。
DATA
●運行日
大月駅~河口湖駅、平日2往復、土日2往復
※土日2往復は「スイーツプラン設定」便(特別車両のみ対象)
※詳しくは「富士山ビュー特急」ウェブサイトでご確認ください。
https://www.fujikyu-railway.jp
●料金
・特別車両(1号車)/指定席:事前予約制
通常列車:運賃+特急車両(400円)+特別車両料金(900円)
スイーツプラン設定列車:大人 4,000円、小人 3,000円
・2、3号車/自由席:予約不要
運賃+特急料金(400円)
●予約・お問い合わせ
スイーツプラン設定列車:富士急トラベル/TEL:0555-22-8877
通常列車:富士急コールセンター/TEL:0555-73-8181
「富士山ビュー特急」ご予約ページ↓
https://www.fujikyu-railway.jp/fujisan-view-express/reserve/
おすすめ観光列車③|トロッコわっしー号【群馬~栃木】
紅葉のベストシーズン:10月下旬~11月下旬
乗車区間:わたらせ渓谷鐵道(桐生駅~間藤駅)
窓ガラスのないオープンな車両があり、赤や黄に染まった山々をダイレクトに楽しめるトロッコ列車。JR両毛線の桐生駅から間藤駅まで、渡良瀬川を寄り添うように走ります。
●本宿駅~水沼駅間
車窓からはめまぐるしく変わる清流を眺められて、紅葉シーズンは絶景!
桐生駅と間藤駅では標高差が約550mあり、約1ヶ月間という長い期間、沿線のどこかで紅葉が楽しめます。
ビューポイントはココ!
「古路瀬渓谷」が紅葉の名所。黄色く色づく対岸の木々が川面に映り、とても美しい。
●沢入駅~原向間
エメラルドグリーンの清流と真っ赤に色づく紅葉のコントラストが見事!
おすすめグルメ
紅葉を楽しみながら、車内で楽しめる駅弁。群馬県・神戸(ごうど)駅の「レストラン清流」で購入できます。作り置きがないため、事前に電話予約(TEL:0277-97-3681)が必要です。
●トロッコ弁当(930円)
トロッコ列車のパッケージが目印。地元産の舞茸をふんだんに使った幕の内弁当です。舞茸の混ぜごはん、舞茸の天ぷらなどが入っています。
●やまと豚弁当(1,030円)
しょうゆベースのタレで仕上げた風味抜群の「やまと豚」がたっぷり入っています。掛け紙の裏側は沿線ガイドになり、特性の手ぬぐいも付属しているユニークな駅弁です。
DATA
●運行日
桐生駅~間藤駅 土日祝 2往復
※10~11月は平日も運転。詳しくは「わたらせ渓谷鐵道」ウェブサイトでご確認ください。
トロッコわっしー号運転日↓
https://www.watetsu.com/untenbi2.html
●料金
乗車券のほかに、トロッコ整理券(大人520円・小児260円)が必要です。
トロッコ整理券は乗車日の1ヶ月前の午前11時から発売。
発売箇所は下記を参照ください。↓
https://www.watetsu.com/torokko.html#ticket
●お問い合わせ
わたらせ渓谷鐵道株式会社 (土日祝を除く/9:00~17:00)
電話:0277-73-2110
https://www.watetsu.com
列車のスケジュールの確認、切符予約や食事・お弁当予約を忘れずに!
観光列車やレストラン列車の場合、週末や祝日しか運行していない場合がありますので、各電鉄のホームページなどで列車の運行スケジュールを確認しておきましょう。レストラン列車の食事や車内販売のお弁当などは事前予約が必要です。
また標高が高いエリアが多いため、都内に比べて気温が低くなります。上着を持参するのもお忘れなく。事前の準備をしっかりして、楽しい紅葉列車の旅へお出かけください。
※記事の情報は2019年10月4日時点のものです。
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