実はこっちが先輩! ファミマ担当者が明かす「スパイシーチキン」ロングセラーのヒミツ〈PR〉
知っていますか? 2001年の誕生以来、約20年近くファミリーマートのレジ横チキンとして愛され続ける「スパイシーチキン」は、実はあの“ファミチキ先輩”よりも先輩なんです! 一度食べるとまた次も食べたくなる、やみつきになるほどのおいしさの理由は一体どこにあるのか? 開発担当者に話を聞いてきました!
あのファミチキよりも先に生まれた「スパイシーチキン」
多彩なラインアップで人気を集めるファミリーマートの“レジ横チキン”。
その中でも、スパイシーな刺激とジューシーなおいしさでコアなファンを獲得しているのが「スパイシーチキン」です。
誕生したのは2001年で、現在販売されているファミリーマートのレジ横チキンの中では最も長い歴史があるのですが、人気という部分では、あとから発売された「ファミチキ」人気の影に隠れがち。
それでも、長く愛され続けているということは、なにかヒミツがあるのでは? ということで、「スパイシーチキン」の開発担当者に話を聞いてきました!
お話をしてくれたのはこちらのお二人!
石川 哲也さん(写真左)
ファミリーマート 商品・マーケティング本部 ファストフーズ部 ファストフーズグループ マネージャー
佐々木 高行さん(写真右)
ファミリーマート 商品・マーケティング本部 ファストフーズ部 ファストフーズグループ
ファミリーマートで、レジ横チキンや中華まん、おでん、コーヒーといったカウンターアイテムなどを扱うのがファストフーズ部。その部署の中で、揚げ物などのホットスナックを手掛けるチームに所属しているのが、今回お話をしてくれた石川さんと佐々木さんです。
発売当初、コンビニでは珍しい骨なしフライドチキン!2001年「スパイシーチキン」誕生
ーー「スパイシーチキン」は2001年に発売されましたが、どのような経緯で誕生したのでしょうか?
石川:「スパイシーチキン」が誕生した2001年ごろは、コンビニ各社でも今ほどチキン系のアイテムがそろっていたわけではなかったんです。その中で、ファミリーマートでは、「カップチキン」という鶏の手羽中を使ったスパイシーなフライドチキンを販売していました。ただ、手羽中なので骨があって少し食べにくかったんです。
そこで、人気のあったスパイシーな味はそのままに、食べやすさを追求して、骨なしフライドチキンとして誕生したのが「スパイシーチキン」です。
ーー2001年当時だと、骨なしのフライドチキンは珍しかったのではないですか?
石川:今でこそ、ファミリーマートでも「ファミチキ」がありますし、ほかのコンビニでもいろいろなものが販売されていますが、私が記憶している限りですと、コンビニで骨なしフライドチキンというのは、この「スパイシーチキン」が初めてだと思います。
ただ、先ほどもお話ししたように、チキン系のアイテムが一般的でなかったこともあり、2006年に誕生した「ファミチキ」のような爆発的なヒットというわけにはいきませんでしたが(笑)。ただ、やみつきになるおいしさということで、だんだんとファンの心をつかんでいきましたね。
約20年変わらないコンセプトでファンの心をがっちりキャッチ
ーーファンの心をつかんで離さない「スパイシーチキン」の味の秘密はどのような部分ですか?
石川:スパイシーさを出すのに、唐辛子系の辛さを打ち出す場合もありますが、「スパイシーチキン」では、表面に黒い粒が見える通り、コショウをベースにしたスパイシーさにこだわっています。
コショウの種類や挽き目の粗さ、鶏肉についている量など、アップデートを繰り返しながら現在に至っています。
佐々木:2019年にスパイスの量を増やして、より旨味を引き出すようにリニューアルしました。
「スパイシーチキン」は、お客様によりおいしく食べていただけるよう細かいリニューアルは繰り返しているのですが、実は発売以来大きなリニューアルを行ったことがなく、発売からのコンセプトを変わらず守っている商品なんです。
石川:カリッとした衣と鶏肉が持つおいしさのバランスにも気を付けていますね。鶏肉にもしっかり下味をつけて、独自の製法で四角く厚みを持たせて、ギュッと鶏肉の旨味を凝縮しつつ、ジューシーな食感が感じられる仕立てにしています。
また、価格の部分でも、比較的若年層に好まれている商品なので、「ファミチキ」と比べてエントリーしやすい価格帯に設定することで、若い人でも手に取りやすいようにしています。
No.1になれなかった「スパイシーチキン」
ーー「ファミチキ」より早く発売された「スパイシーチキン」ですが、開発担当として「ファミチキ」の人気をどう見ていますか?
佐々木:「ファミチキ」はファミリーマートの”顔”ですので、多くの方に購入いただきたいと思っています。そんなスーパースターと同様に「スパイシーチキン」も、もっと脚光を浴びてもいいと感じていました。
認知度も「ファミチキ」と比べると低いのですが、実は「スパイシーチキン」は、リピーターがとっても多いんです。一度食べていただければ、2回、3回と食べ続けてもらえるというところが強みとしてあります。
ーーたしかに、一度食べるとやみつきになる味ですね。
佐々木:「スパイシーチキン」と「ファミチキ」では、衣や味付けという部分でもしっかりと差別化されているので、私としてはもっと知ってもらえればという気持ちがあります。
個人的には“No.1になれなかった商品”という思いもあって、もっと引き上げてあげたいな~と。“ファミチキ先輩”がいますが、本当は「スパイシーチキン」の方が先輩なんですよね(笑)。
石川:商品の個性という部分では「ファミチキ」よりも「スパイシーチキン」の方があります。
「ファミチキ」は万人受けする味。「スパイシーチキン」は、“スパイシー”という味の部分でどうしても好みが分かれてしまいますが、好きという人は徹底的に「スパイシーチキン」を食べ続けてくれています。社内でも「ファミチキ」派、「スパイシーチキン」派で分かれるんですよ。
佐々木:スパイシーという味付けも、激辛といった刺激的な辛さではなく、先ほどもありましたが、鶏肉のおいしさも感じられる、ほどよく旨辛なスパイシーさ。
なので、一度食べていただければ、ファンになってもらえる自信はあります。
ひとつの個性で“我が道”を突き進む
ーーファミチキは、さまざまなフレーバーがありますが、「スパイシーチキン」はフレーバー展開しないのでしょうか?
佐々木:昨年は、サイズを大きくした「ビッグスパイシーチキン」、今年は、「チーズスパイシーチキン」を販売しました。
ただ、フレーバー展開をするにしても“スパイシー”というコンセプトは外せないですし、「スパイシーチキン」そのものがひとつの個性だと思っています。
それに、いろいろ広げてしまって「スパイシーチキン」自体がぶれてしまっては意味がないので、今はそこまでフレーバー展開に比重をかけていません。
石川:「ファミチキ」というファミリーマートの顔となる商品がありつつも、「スパイシーチキン」の個性も生かせるというのがあるべき姿。“スパイシー”という枠のなかで、どのようなおいしいものができるか追及していくのが「スパイシーチキン」の個性なので、「スパイシーチキン」としての“道”を突き進んでいきたいなと。
約20年間、製法やコンセプトは大きく変わっていないですし、そこがファンに支持されている理由のひとつだと考えていますので、今後もずっと我が道を進んでいく商品だと思います。
佐々木:やはり、みなさん、スーパースター(ファミチキ)を一回見に行ってしまうと思うんです。でも地味なところですが、「スパイシーチキン」を一度食べていただければ「こっちもいいよね」と言ってもらえると思っています。スパイシーなので、お酒のお供としても良いですし。
ファミリーマートのチキンというと「ファミチキ」となってしまいますが、スーパースターがいながらも約20年もの間、変わらずに売れ続けている「スパイシーチキン」。味や食感には自信があるので、レジ横チキンの中に“名門”の「スパイシーチキン」があるということを、ぜひ知ってもらえたらなと思いますね。
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さまざまな商品が生まれては変わっていくレジ横商品のなかで、約20年というロングセラーを続ける「スパイシーチキン」。
骨なしフライドチキンという商品の形態や、スパイシーでジューシーな味など時代を先取りしつつも、それを声高に叫ばず、ファミリーマートのレジ横チキンの歴史を見守ってきた硬派な部分も。
ハマる人は深くハマる「スパイシーチキン」を、ぜひ一度味わってみてください。
■DATA
商品名:スパイシーチキン
通常価格:145円(税込)
販売先:全国のファミリーマート
公式サイト
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※この取材は新型コロナウイルス感染拡大防止に十分配慮して行われました。
※この記事は2020年10月27日時点の情報です。
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