2020年 美容業界が注目する、「CBD」「エプソムソルト」とは？

美容業界では「これはスゴイ！」と話題で、世界中で注目されている成分です。CBD（カンナビジオール）は大麻草から抽出される成分で、ストレスや不眠、アンチエイジングなどに効果があるとされています。

大麻草と聞くと危ないものと思ってしまいますが、CBDは、100種類以上ある大麻由来成分の一種で、ハイになるなどの精神作用はありません。ちなみに、吸引などによって気分が高揚するのは「THC（テトラヒドロカンナビノール）」という成分で、アメリカではこのTHC成分0.3%以下の産業用の麻が規制植物指定から除外され、CBDの商品化が進んだといわれています。

CBDはオイルやカプセルなどいろいろなタイプがありますが、使いやすく手に入れやすいのはオイルタイプで、1，2滴、舌下に垂らして摂取します。

私も知り合いからすすめられて使ってみたのですが、深い眠りが得られたり、なんとなく体調いいという実感がありました。海外ではがんの治療などにも使われているようです。まだまだ、未知の部分もありますが、今後さらに注目されることは間違いないと思います。
 

サスティナブルは「持続可能な」という意味で、環境を保全しながら持続可能な社会を作るという取り組みです。ファッションでは、皮革や動物性素材を使わないことやリユースなど、環境に配慮したものが注目されていますが、美容業界にもサスティナブルの波はきています。

美容ではカラダに害を及ぼさない、自然の成分で作られているもの、環境に配慮したコスメなどがサスティナブルなアイテムということになります。オーガニックコスメなどに近いものですが、無添加や植物由来などの成分だけでなく、その製品が「環境にやさしい製造方法であること」も条件になってきます。

こうした自然派コスメはエイジングなど効果を期待するのは難しいといわれていましたが、最近では植物幹細胞などを配合し、しわやたるみなどの悩みにも応える商品が増えています。

▼サスティナブル美容 スキンケアブランド
「カティエ」
https://cattier-paris.jp/
1968年に設立されたフランスのオーガニックコスメ。環境保護を重視し、自然に害を及ぼさない、優しく心地良い、高品質でオーガニック製品を製造しています。合成香料、合成色素、防腐剤、遺伝子組み換えされた植物不使用。美容液の「カティエリデンシファイイングセラムオイル」などエイジングケア製品があります。
 

「誰にでも似合う」ではなく、自分をより美しく見せてくれる「個」を意識したメイクアップアイテムを選ぶ人が増えています。背景には自分に似合う色を知るパーソナルカラーや、体型に合った着こなしが分かる骨格診断などが定着したことも影響していると思います。

こうしたユーザーのニーズに合わせ、メーカーも「パーソナル」を意識した商品を発売しています。たとえば、資生堂・マキアージュの「ドラマティックスタイリングアイズ」などは、瞳の色に合わせたカラーがセットされたアイシャドーパレット。同じブラウンでも瞳の色によって似合う色が微妙に違うので、自分に合った色をつけることで印象的な目元になるというものです。

今後、肌色に合わせたオリジナルのファンデーションを調合してくれる…、というように、2020年は「私に似合う」コスメが次々と登場するかもしれません。
 

ハリウッドセレブの愛用者が多い入浴剤「エプソムソルト」。見た目が真っ白で塩に似ていることからソルトと名づけられていますが、成分は『ミネラルの王様』と称される「硫酸マグネシウム」からなる結晶です。

「体が温まる」「保湿効果がある」など硫酸マグネシウム特有の温熱効果が評判で、市販の入浴剤では満足できず、確実な効果が欲しいという人に人気です。入浴剤は「自宅できるエステ」という感覚で様々な商品が発売されていますが、今後さらに進化していきそうです。
 

※記事の情報は2020年1月21日時点のものです。


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