【おせち料理 簡単レシピ】プロが伝授!「手間なくできる」手作りおせち
おせちは市販品で…という人も多いと思いますが、今年は1、2品手作りのおせちを加えてみませんか? 簡単で見栄えのいいおせちメニューを料理のプロに教えてもらいました。
おせち料理 簡単レシピ①料理家・岡田和巳さんの「はんぺん伊達巻」
料理家・岡田和巳さんのおせちは定番メニューが勢ぞろいした本格派。数日かけて作るという気合の入った豪華おせちです。
●一の重には柚子の器に盛り付けた紅白なます、くろまめ、田作り、伊達巻。
●二の重には手作りのきんとんやきんかんの甘露煮、ごぼうのたたき等。
●三の重には野菜のお煮しめ。
とベーシックな3段のおせちは見た目も豪華。
「おせちは1品1品時間がかかるけれど作っている時間も楽しいもの。黒豆やきんとんなど、おせちは甘い味付けが多いので自分好みの甘さに仕上げることができるのはやはり手作りならでは。今回作り方を紹介する“伊達巻”は、はんぺんを使用したお手軽レシピ。材料すべてを入れて撹拌しオーブンに入れるだけ。しっとり仕上がりますよ」
●「はんぺん伊達巻」の作り方(1本分)
伊達巻は冷蔵庫で3~5日程度は保存可能です。
材料
- 卵 4個
- はんぺん 1枚(約100g)
- ▼A
- 砂糖 大さじ3
- みりん 大さじ2
- だし汁 大さじ3
作り方
- フードプロセッサー、またはミキサーにちぎったはんぺんと卵を割り入れ、Aを加えなめらかになるまで撹拌する。
- クッキングシートを敷いた約22㎝四方のバットに①をザルで漉しながら流す。
- 170℃に余熱をしたオーブンで20分、焼き色がつくまで焼く。竹串でさし、液体がついてこなければオーブンから取り出す。
- ③が熱いうちに焼き色がついている面が下にくるように巻きすにのせ、手前からきつめに巻いていく。
- 両端を輪ゴムで固定して、そのまま冷まし好みの幅に切る。
おせち料理 簡単レシピ②フードコーディネーター・柚木さとみさんの「洋風田作り」
柚木さとみさんのおせちは 手軽で見た目もかわいいと人気の「ワンプレートスタイル」。シンプルながら、ちょっとしたあしらいにセンスが光ります。市販のおせちを盛り付け直す時の参考になりそうですね。
「開催している料理教室でも年末には“おせち”のクラスをやっていますが毎年とても人気です。教室でも12~13品作るので大変ですが、完成した達成感はひとしおです。作り方をご紹介した“洋風田作り”はお酒のおつまみにぴったり。ワインのお供にもおすすめです」
●「洋風田作り」の作り方(作りやすい分量で)
山をつくるよう、高さをつけて盛るときれいです。
材料
- ごまめ 40g
- ナッツ(無塩) 80g
- ▼A
- メイプルシロップ 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1
- 水 大さじ1
作り方
- ごまめとナッツはフライパンでから煎りし、一旦取り出す。
- フライパンの粗熱をとり、Aを加え混ぜる。弱火~中火で少しとろみがつくまで混ぜながら加熱する。
- ②に①を加えて手早く絡めたら、クッキングシートに広げて冷ます。
カリッと仕上がるよう、ごまめは十分にから煎りします。食べてみて、香ばしさを感じればOKです。
おせち料理 簡単レシピ③フードコーディネーター・いのうえ陽子さんの「松風焼き」
フードコーディネーター・いのうえ陽子さんのおせちは、ローストビーフや鶏肉ロールを加えて、洋のエッセンスを取り入れた華やかな和洋おせちです。
「お正月は家族が集まるのでおせちづくりか欠かせません。毎年作っていますが、“ここがうまくいかなかったな…”と思うことも。手間はかかりますが、新し年を迎える準備として楽しんで作っています。ご紹介した“松風焼き”はお子さんも食べやすい1品なので覚えておくと便利だと思います」
●松風焼き
正式にはけしの実を使いますが、白ごまでもOKです。
材料
- 鶏ひき肉 400g
- 長ネギ 100g
- しょうが 一片
- ▼A
- みそ 小さじ2
- しょうゆ 小さじ1
- 酒 小さじ2
- みりん 小さじ2
- 片栗粉 大さじ2
- 白ごま 適量
- 青のり 適量
作り方
- 長ねぎはみじん切り、しょうがはすりおろす。
- ボウルに鶏ひき肉、①とAを入れて混ぜ合わせ、耐熱容器に移す。表面に白ごま、青のりを交互にかけて、オーブン200℃で15分焼く。
- オーブンから②を取りだしてアルミホイルをかぶせて10分蒸らす。
- 耐熱容器から取りだして切り分ける。
※記事の情報は2019年12月25日時点のものです。
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