秋はベジフェス! 山梨にベジブームを起こす、グリーンベジ甲府に要注目!
食欲の秋、日本各地でベジタリアンフードのイベントやヴィーガンフェスが開催! なかでも今熱い注目を集めるGreen Veggie KOFU(グリーンベジ甲府)の魅力を野菜料理家の庄司いずみさんがレポートします!
こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。
気持ちのいい季節になってきました。食欲の秋、各地で”食”がテーマのイベントが盛んに開催される季節でもあります。「ベジタリアンやヴィーガンを楽しもう!」と、ベジタリアンフードのイベントや、ヴィーガンフェスなどもこのところますます増えてきました。
東京、名古屋、京都などで開催されるビーガングルメ祭りは9月末東京での開催を皮切りに各地で開催されますし、東京ベジフードフェスタは11月に開催。
また、最近は都心だけでなく、日本各地でいろんなフェスがあるようです。
10月20日には横浜でVegan Matsuri開催。11月には沖縄で沖縄ヴィーガンフーフォフェス開催。 そんな中熱い注目を集めているのが、次回で第4回目を迎えるGreen Veggie KOFU(グリーンベジ甲府)です。
東京のお隣、山梨の甲府駅前でこれまで3度開催されたグリーンベジ甲府には、実は私、庄司いずみも2度目、3度目と続けて訪れました。
ヴィーガンラーメン速攻完売。会場の熱気には圧倒されるほど
2度目のときは、私自身もヴィーガンフードをひっさげて!
麺屋武蔵とのコラボでも人気の、”庄司いずみのヴィーガンラーメン”をイベント初出店。Fluunt KOFUさんの全面協力を得て、販売させていただきました。
驚いたことに、これがお昼頃にはもう完売! 私のラーメンの人気というより、甲府という土地でのイベントにかかわらず、すごい来客数と会場の熱気に圧倒された一日となりました。
いずれの回も甲府駅前、よっちゃばれ広場は人、人、人! 来場数を聞くと、2回目は2千人、3度目は2千500人を突破したというから驚きます。
「甲府という町からベジやヴィーガンを広げたい」。そんな思いが原動力
2019年4月のフェスでは、案内所の方ともお話できました。
たくさんのチラシが置かれ、甲府のベジ情報もゲット。スタッフのみなさんが感じよく、熱心なのもグリーンベジ甲府の特徴です。
また、都心以外でのこうしたフェスの開催は、いろんなロケーションでの開催が考えられるのでしょうが、グリーンベジ甲府では、”駅前”という立地にこだわったのだそうです。
グリーンベジ甲府を企画、運営する立役者、平野真吾さんにお話を伺うと、 「駅前なら、ここをめがけて来る人以外にも、ふらっと通りかかった方ものぞいてくれる。そんな人達が『試してみようか』とヴィーガンフードを買ってくれ、『結構いける』と思ってくれたらすごく嬉しい。そんなところから甲府という町でベジやヴィーガンが広がっていけば最高だと思うんです」
この日は、思う存分、一日中歩き回ってイベントを満喫しましたが、平野さんの思惑通り! ベジタリアンのイベントがあると知って熱心にブースを回る来場者もいれば、通りすがりにベジタリアンフードを買い、「これ肉じゃないの!?」と驚く声もあちらこちらで耳にしました。
ところで、グリーンベジ甲府で「いいぞ」と毎回思うのは、出店者のクオリティの高さです。 ヴィーガンやベジタリアンカフェのブースもあれば、ふだんは肉や魚の料理も出すお店が、この日のために用意したヴィーガンフードを販売しているケースもあります。
ふだんは出さないヴィーガンフードを特別に用意する店も
たとえばこちらはピザ専門店、『Santarosa』さん。本格的なナポリピッツァで人気のお店。ふだんはマリナーラやマルゲリータ、ボロネーゼなどいろいろな味を提供していますが、このフェスの日は2種のヴィーガンピッツァを特別に提供。
人気店と知り、さっそくいただきましたが、驚きのおいしさ! 「ふだんも要望があればなんとか対応してます」とおっしゃるので、「むしろ定番にすれば」とお願いしたほどのクオリティの高さです。
「普段はヴィーガンメニューのない店が、フェスの機会にヴィーガンにトライしてくれる」
これがきっかけでヴィーガンフードがたくさんの店に広がるかも。そう思うとワクワクします!
こちらは、2度目のフェスでも、3度目も、いつでも大人気のヴィーガンインド料理店、ベジ屋さんのプレート。カレーやサブジなど、スパイス使いが素晴らしく、フェスのたびに即売り切れも納得です。
こんな力のある店が、フェスをキッカケにさらに認知度があがる。素敵です!
フェスの立役者、平野さんのお店、Fluunt KOFUでは、この日はヴィーガン油そばで参戦! 行列が一瞬も途絶えることなく、午後早い時間には完売となっていました。
おいしいお店、魅力的なお店が多数出展。ここに来れば、「甲府のベジムーブメントのすべてがわかる」というほどの充実ぶりです。
ヴィーガンカフェのポットさんのお弁当は買って持ち帰りました。驚くほどセンスよくおいしい料理。お弁当を売ってらしたので試したところ、一品一品が驚きのおいしさ! 「都内で販売してほしい」と本気で思います。
オーナーのお二人にお話伺ったところ、「ふだんはお店で、お客様が来てくださるのを待つだけですが、フェスに出店すると新しい出会いがあり、いろんな人に知ってもらえる。それが楽しくて」とのこと。
ユニークなのが、会場の一角で開催されたグリーンスムージーのワークショップ。販売だけでなく、ベジタリアンやヴィーガンに関する情報配信もしていきたいという思いからの取り組み。 ご来場の方がさまざまな角度から、ベジやヴィーガンが体験できるのもいいですね。
ヴィーガンフードが一堂に会すイベント、来場者にも大好評!
会場の楽しさ、ブースのクオリティの高さ、満足度の高さは、ご来場の方の笑顔がすべてを物語っています。
次回、Green Veggie KOFU(グリーンベジ甲府)は11月17日日曜、10時〜16時。今までと同じく甲府駅北口、よっちゃばれ広場で開催! 山梨のベジフードと都内や各地のベジフードが、この日、よっちゃばれ広場に集まります。今回は超人気ヴィーガン店の出店もありそうです!
お時間ある方、興味のある方はぜひぜひ覗いてみてくださいね。
▼Green Veggie KOFU(グリーンベジ甲府)
※記事の情報は2019年10月16日時点のものです。
庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】
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