塩抜きおかずをごはんにのせて。塩抜きのっけ丼をどうぞ!【塩抜きダイエット実践編㊴】
今日は「塩抜きデー」と決めた日に限って、なんだか疲れて凝ったごはんを作る気力がない…。そんなときでも大丈夫です! パパッと作れてさっと食べられる、“塩抜きのっけ丼”レシピをご紹介します。
こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。
この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。
塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。
そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。
忙しくても疲れていても! パパッと作れるのっけ丼
今日は「塩抜きデー」と決めたのに、夕方になると疲れてしまって料理をする気力がなくなった。そんな時だってありますよね。
普段の日なら疲れているときには、ありあわせのおかずをごはんにのせてささっと食べられる”のっけ丼”が大活躍ですが、塩抜きとなるとそうもいかない…。
実はそんなことはありません! 丼仕立てにしてもおいしい塩抜きおかずはたくさんあります。今回は時間や気力がないときの救世主、塩抜きのっけ丼をご紹介しましょう。
塩抜きのっけ丼レシピ①│基本の切り干しごはん
丼といえばごはんが必須。今回ご紹介するのっけ丼は、白いごはんでももちろんいいのですが、ちょっとだけ手を加えると、塩抜きでもよりおいしくなります。
手を加えるといっても、ごはんにざく切りの切り干し大根と酢を少々混ぜるだけ。酢飯というほど酸っぱくなくて、旨味と甘みを強く感じる、満足度アップのごはんです。
●切り干しごはん(1膳分)
材料
- ごはん 160g
- 切り干し大根(洗ってみじん切り) 7g
- 酢 小さじ1
作り方
- 材料を全部混ぜるだけ!
塩抜きのっけ丼レシピ②|レモンなめたけ丼
切り干しごはんが用意できたら、あとは自由自在です。
まずはこちら。なめたけをのっけたミニ丼です。なめたけといっても塩抜きなので醤油は使わず、レモン風味で仕上げます。
●レモンなめたけ丼(1人分)
材料
- えのきだけ(石突を落としてざく切り) 100g
- 酒 大さじ1
- レモン果汁 大さじ1/2
- 大葉 1枚
- 切り干しごはん 1膳分
作り方
- えのきだけ、酒、レモン果汁を鍋に入れ、蓋をして中火にかける。
- 煮立ったら弱火にし、2分程度煮る。
- 切り干しごはんを小丼に盛り、大葉と2をのせる。
塩抜きのっけ丼レシピ③|エリンギの唐揚げの塩抜きのっけ丼
お次は揚げものをのせて。塩抜きならダイエット中に揚げものだって食べられるのが嬉しいところです。
丼ものの代表は天丼ですが、ご紹介するレシピなら、天つゆも醤油もいらないおいしさ! ごはんにもほのかな酸味があるので、唐揚げにもバルサミコ酢を合わせています。揚げ物ですが、さっぱり食べられるのっけ丼に仕立てました。
●エリンギの唐揚げの塩抜きのっけ丼(1人分)
材料
- エリンギ(一口大に切る) 100g
- バルサミコ酢 小さじ2
- おろしにんにく 小さじ1/4
- 片栗粉 適量
- 揚げ油 適量
- キャベツ(千切り) 50g
- ▼(A)
- ・バルサミコ酢 大さじ1
- ・メープルシロップ 小さじ1
- ・市販のオニオンソテー 小さじ1
- 切り干しごはん 1膳分
作り方
- ポリ袋にエリンギ、バルサミコ酢、にんにくを入れて、袋の上から揉み込む。
- 1に片栗粉をまぶしつけ、熱した油で揚げる。
- 切り干しごはんの上に千切りキャベツをたっぷりのせて2をのせ、混ぜた(A)をかける。
塩抜きのっけ丼レシピ④|即席キーマカレー風
最後は冷蔵庫にある野菜を細かく刻んでさっと炒めた、キーマカレー風。レシピではピーマンや玉ねぎを使っていますが、れんこんやごぼう、キャベツや大根などなんでもOK。くるみなどナッツ類を入れると旨味がグッと増しますよ。
●即席キーマカレー風(1人分)
材料
- ▼(A)
- ・玉ねぎ(みじん切り) 30g
- ・にんにく(みじん切り) 1片
- ・ピーマン(みじん切り) 1個
- ・しいたけ(みじん切り) 2枚
- ・くるみ(無塩・粗みじん切り) 3粒
- 油 適量
- レモン果汁 大さじ1
- カレー粉 小さじ1
- 切り干しごはん 1膳分
作り方
- 油を熱して(A)を炒める。
- レモン果汁とカレー粉で味をつける。
- 小丼に切り干しごはんを入れ、2をのせる。
塩抜きのっけ丼はアイディア次第でバリエーションは無限大です。この連載で紹介しているほかのおかずもぜひ活用して、オリジナルの塩抜きのっけ丼を楽しんでくださいね。
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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。
※記事の情報は2022年8月26日時点のものです。
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