余り野菜がメインのおかずに変身! 簡単手作りソースと楽しむベジボール【塩抜きダイエット実践編㊲】
塩抜きダイエットに挑戦したいけど、冷蔵庫にあまり食材が残ってない、家族と別々におかずを用意するのが大変そう…。そんな悩みを解決してくれるのが”塩抜きベジボール”。使うのは冷蔵庫の余り野菜と少しの粉類、油だけ。ソースを変えれば塩抜きをしない家族も大満足のおいしさですよ。
こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。
この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。
塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。
そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。
塩抜きおかずに困ったら! 野菜を丸めてベジボールをどうぞ
塩抜きダイエットは気が向いた時にやればよく、実行したその日に1kg減もザラ。そんなラクチンなメソッドです。塩抜きなんて物足りない味になりそう、と思うでしょうか? いえいえ、トマトやきのこなど、旨味の多い素材を使えば、意外やおいしくできますよ。
手軽でいいことばかりの塩抜きダイエット、ではありますが…。「塩抜きをしよう!」と決めたその日に、都合よく素材が揃っていないときもありますよね。
そんなとき強い味方になってくれるのが少ない材料でもメインのおかずができる今回のレシピ! まずは何にでも合う、万能のソースを用意しましょう。
作り方はとっても簡単!
左上はレモンとフライドオニオンのザクザクソース。
レモン果汁大さじ2と市販のフライドオニオン大さじ1を混ぜるだけの簡単ソースです。
その右は、みりんレモンソース。
大さじ3の本みりんを半量になるまで煮詰め、レモン果汁大さじ1と1/2を合わせるだけ。甘酸っぱくておいしいですよ。
下にあるのは、ピリ辛ケチャップ風。
トマトペースト大さじ2とおろしにんにく小さじ1/4、粗びき黒こしょう小さじ1/4を混ぜると、ケチャップ風のソースのできあがりです。
これらのソースは、グリル野菜や豆腐ステーキと相性◎。ドレッシング代わりにもなりますが、今回はベジボールと合わせてみましょう。ベジボールの材料は野菜と片栗粉、米粉、そして油だけ! さっそくレシピをご紹介します。
塩抜きベジボールレシピ①|とうもろこしボール
まずは冷凍コーンを使ったとうもろこしボール。
冷凍コーンを自然解凍させ、みじん切りの玉ねぎと粉類を混ぜて団子状にし、きつね色に揚げればできあがり。みりんレモンソースを添えていますが、他のソースも合いますよ。
●とうもろこしボール(5個分)
材料
- ▼(A)
- ・冷凍コーン 100g
- ・玉ねぎ(みじん切り) 20g
- 片栗粉、米粉 各大さじ2
- 揚げ油 適量
作り方
- 少量の油を熱し、Aをさっと炒める。
- 1と片栗粉、米粉を混ぜて団子状にまとめる。粉っぽくてまとまらない場合は、水をごく少量加える。
- 熱した揚げ油で2を揚げる。お好みのソースとクレソンなどの野菜を添えて完成。
塩抜きベジボールレシピ②|セロリボール
こちらは刻んだセロリで作るベジボール。爽やかな風味で意外とおいしいんですよ。
糖分には野菜の水気を出す働きがあるので、少量のきび糖で揉み込み、水気を出してからまとめるのがコツです。セロリが苦手な方は、同じようにして大根やキャベツでも作れます。
今回はレモンとフライドオニオンのザクザクソースを合わせていますが、これも他のソースでも好相性です。
●セロリボール(4個分)
材料
- セロリ(粗みじん切り) 100g
- きび糖 小さじ1/2
- 米粉、片栗粉 各大さじ2
- 揚げ油 適量
作り方
- セロリときび糖をポリ袋に入れて全体を馴染ませ、5分置く。
- 袋の外からぎゅーっと揉み、水分が出ていたら捨てる。ここに米粉と片栗粉を混ぜる。
- 2を団子状に丸める。まとまりにくければ水を小さじ1程度、様子をみながら加える。
- 熱した油で揚げ、サニーレタスなどの野菜とお好みのソースを添えて盛り付ければ完成。
塩抜きベジボールレシピ③|さつまボール
最後にご紹介するのはさつまボールです。
茹でてマッシュしたさつまいものお団子で、何もつけなくても甘みがあっておいしいんです。さつまいも以外なら、じゃがいもやカボチャ、里芋でも同じように作れます。
ケチャップ風がおすすめですが、他のソースでも。お気に入りを見つけてみてくださいね。
●さつまボール(4個分)
材料
- ▼(A)
- ・さつまいも(茹でるか蒸してマッシュ) 100g
- ・玉ねぎ(みじん切りにしてさっと炒める) 20g
- ・粗びき黒こしょう 小さじ1/3
- ・片栗粉、米粉 各大さじ2
- 揚げ油 適量
作り方
- Aを混ぜてタネにし、一口大の団子状にまとめる。
- 揚げ油を熱して1を揚げる。
- ベビーリーフなど好みの野菜とお好みのソースを盛り付けて完成。
余り野菜でできるベジボールは、塩抜きデー以外なら塩を添えたり、好みのソースを添えてもおいしくいただけるレシピ。一度にたくさん作って、自分は塩抜きで、家族にはソースを変えて普通のおかずとして、と分けて楽しむことができるのもいいところです。
アレンジ自在で便利なレシピをぜひお試しくださいね。
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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。
※記事の情報は2022年6月28日時点のものです。
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