あと1品、はこれで決まり! 野菜たっぷり塩抜き副菜レシピ【塩抜きダイエット実践編53】
メインのおかずとごはんだけではなんだかさみしい…。そんなときは、作り置きの副菜で食事の満足感をアップしませんか? どれもテーブルが華やぐうえに、和食にも洋食にも合うレシピばかり。どれも塩抜き以外の日も食卓に並べたくなるおいしさですよ!
こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。
この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。
塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。
そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。
作り置きOK! あると助かる塩抜き副菜
塩抜きダイエットは「調理に塩を使わないこと」だけがルール。きわめて簡単なのがいいところ。
ではありますが、中には「家族に塩抜きメニューというわけにいかない」という理由で、挫折してしまう方もいらっしゃいます。たしかにその気持ちも分かります。おかず全部が塩抜きレシピだと、ご家族は驚いてしまうかも。
そこでおすすめしたいのが、塩抜きの副菜を冷蔵庫にストックする作戦です。
メインディッシュがしっかり味の肉料理や魚料理のときは、添える野菜料理はごく薄味だとバランスがよくなります。ならばいっそ塩抜きにしてしまうのがおすすめ!
たとえば、ご家族はハンバーグ+塩抜きのサブおかず。塩抜き中の方は、ハンバーグのかわりにこの連載からメインディッシュをチョイス。たとえばこの回の肉団子風はどうでしょう?
2種類のメインを作るなんて面倒くさいと思うかもしれませんが、副菜を常備菜にすればその手間も意外と少なく済みます。
週末など時間のあるときに3種類くらいの塩抜きサブおかずを仕込んでおくと、余ることなく食べ切りやすいのでおすすめです。味付けもごまを使ったり、バルサミコ風味を効かせたりなど、バリエーションをつけることで飽きずにいただけます。
というわけで、今回は3種の塩抜き副菜をご紹介します。
塩抜きダイエット副菜レシピ①│ごぼうのバルサミコきんぴら
副菜の定番、きんぴらごぼう。
塩抜きレシピで作るなら、もちろん醤油は使いません。今回はバルサミコ酢で仕上げるおしゃれな味のレシピです。ワインにも合いますよ!
●ごぼうのバルサミコきんぴら(作りやすい分量/280ml分)
材料
- ごぼう(ささがきにする) 150g
- オリーブオイル 適量
- 鷹の爪(小口切り) 1本
- ▼(A)
- ・赤ワイン 60ml
- ・バルサミコ酢 大さじ1と1/2
- ・水 大さじ2
作り方
- オリーブオイルを熱してごぼうと鷹の爪を炒める。
- Aの調味料を入れ、水分がなくなるまで炒りつける。硬すぎるようなら水を足し、好みの柔らかさになるまで加熱する。
塩抜きダイエット副菜レシピ②│ブロッコリーと切り干し大根のごま酢炒め
お次はブロッコリーを一株使ったボリュームのあるサブおかず。
カリウム豊富でむくみ解消にもいい切り干し大根とあわせ、ごまたっぷり。風味がいいので、塩抜きとは気付かないかもしれません。
●ブロッコリーと切り干し大根のごま酢炒め(作りやすい量/700ml分)
材料
- ブロッコリー(一口サイズに切る) 1株
- 切り干し大根 15g
- ごま油 適量
- 白すりごま 大さじ4
- 酢 大さじ1と1/3
作り方
- 切り干し大根を洗ってざく切りにする。
- ごま油を熱してブロッコリーと切り干し大根を炒める。
- 水1/4カップ(分量外)を加えて蓋をし、ブロッコリーに火が通るまで2分程度蒸し焼きする。
- 蓋をとり、白すりごまと酢を入れて水分を飛ばしながら炒め、火を止める。
塩抜きダイエット副菜レシピ③│揚げ大根のトマト煮
最後はラタトゥイユ風の大根の煮もの。
煮ものですが、大根は揚げてあるので実はボリュームもあります。塩味はまったくつけていませんが、しっかりおいしいレシピです。
お好みで食べるときにオリーブオイルや胡椒を振ってもいいですね。
●揚げ大根のトマト煮(作りやすい量/700ml分)
材料
- 大根(さいの目切り) 400g
- 揚げ油 適量
- カットトマト缶 1缶
- トマトペースト 大さじ2
- おろしにんにく 小さじ1/2
作り方
- 揚げ油を熱して大根をじっくり揚げる。
- 1の大根と残りの材料をすべて鍋に入れ、中火にかける。
- トマト缶が煮詰まり、とろりとしたら火を止める。
どのおかずも、塩抜きレシピとは思えないおいしさ!
メインディッシュの横にそれぞれを少しずつ盛りつければ、満足感もありますし、野菜がたっぷりとれるのも嬉しいポイント。
ぜひお試しください。
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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。
※記事の情報は2023年10月27日時点のものです。
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