甘酸っぱい美味しさが新鮮！ フルーツが決め手の塩抜きダイエットレシピ【塩抜きダイエット実践編㊿】

こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。

この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。

塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。

そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。

塩抜きダイエットの最大の魅力は“簡単さ”。塩を使わなければいいだけなので、普段の食事を作る感覚で気軽に始められます。丸１日、あるいは2日続けてみようというときも、甘いものや揚げ物を我慢しなくていいのも素敵です。

味が物足りないのでは？と心配な方もいると思いますが、この連載でもたびたび紹介してきた旨み食材、「トマト」や「海藻」、「きのこ」などを使うと、塩抜きでも味は決まります。また、お酢を足して酸味を効かせても、ぐっと味がしまって美味しくなります。

ただ2食、３食…と塩抜きを続けるうち、飽きがくるのはよくあること。いくら美味しくても、いつもトマト味や酸味の効いた味付けに偏っていては、飽きてしまっても当然です。

そこで今回は”ひと味足りない”ときの新たなお助けアイディア、フルーツの使い方をご紹介します！

たとえばチャーハン。塩抜きで作る場合は、トマトやきのこなどの旨み素材を使うか、あるいはグリンピースやとうもろこしなど、甘みのある野菜を使うのがおすすめです。

さらに、少し酸味を効かせると意外や塩抜きでも美味しく作れますが…。慣れないうちはなんとなく味がぼやけて感じ、「ひと味も、ふた味も足りない！」と思うこともあるかもしれません。

そんなときは、パイナップルのような甘酸っぱいフルーツを最後に混ぜ込むと、あら不思議！　味がとたんにしまるし、エスニックなチャーハンに早変わり。塩抜きでもまったく問題なしのおいしさになりますよ。

●グリンピースのレモンガーリックチャーハン、パイナップル風味（1人分）

パイナップルの代わりにマンゴーやブルーベリー、角切りのオレンジを加えるのもおすすめです。甘酸っぱいフルーツが、チャーハンをグッと美味しくしてくれます。

次はサラダ。

サラダはオリーブオイルとレモン果汁、またはビネガーだけで味が決まる塩抜き中のお助けメニューですが、いつも同じ味で飽きたというときはフルーツの出番です。
 

●サニーレタス、セロリ、キウイのサラダ（2食分）

キウイの他、いちごなどのベリー類やオレンジ、りんごを加えても美味しく作れます。グレープフルーツなど、酸味の強いフルーツを使うときは、レモン果汁やビネガーはなしでもいいですよ。

炒めものにもフルーツは活躍します！

野菜やきのこ、豆腐類などをニンニク風味で炒めたソテーは、塩抜きでも美味しいおかずのひとつですが、じつは厚揚げは難関。中に味が染み込みにくく、物足りなさを感じがちです。

ですがそんな厚揚げ料理も、フルーツのちょい足しのテクニックで変わります。
 

●厚揚げのガーリックソテー、オレンジ風味（1人分）

これもオレンジの他、パイナップルやマンゴーも合いますし、ちょっぴり贅沢ですがぶどうを入れるのもおすすめです。

塩抜き料理が物足りなかったときは、最後にフルーツをプラス。このテクニック、ぜひお試しくださいね。


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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。

※記事の情報は2023年7月28日時点のものです。