お腹満足! おいもの仲間で塩抜きレシピ【塩抜きダイエット実践編㊽】
塩抜きダイエットでは麺やごはんもOKですが、効果を高めつつお腹いっぱい食べたいなら、主食に「おいもの仲間」を使うのもおすすめです。じゃがいものニョッキやさつまいものマッシュポテトなど、さまざまなおいもを使って飽きずに楽しめる塩抜きレシピをご紹介します。
こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。
この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。
塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。
そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。
おいもを使えば、腹持ち抜群、むくみは解消!でいいことづくめ
毎度ご説明していることですが、塩抜きダイエットはルールが簡単なのがいいところ。絶対守らなければならないルールはただひとつ。“調理に塩を使わない”です。
これさえ守れば甘いものもカロリーも気にしなくてOK、するする体重が落ちていきます。ダイエットでは量を控える方がいいと言われがちなごはんや麺も気兼ねなく食べられます! なのですが、メニューによってはごはんや麺の代わりにおいもの仲間を取り入れるのも、とてもおすすめです。
じゃがいも、さつまいも、ながいも、さといもなど、おいもの仲間はカリウムが豊富。カリウムは体の中の余分なナトリウムを水分とともに追い出してくれます。お腹にもしっかりたまるので、主食に取り入れるとすぐにむくみが解消し、塩抜きの効果がグッと高まります。
今回のレシピではこれらのおいもを使ったレシピをご紹介します。カリウムの含有量はというと、じゃがいもは100g中410mg(塊茎/皮なし/生)、さつまいもは480mg(塊根/皮なし/生)、ながいもは590mg(塊茎/生)。
ごはん1膳分のカリウム含有量が50mg程度なので、比べてみるとかなりしっかりカリウムを摂れることがわかります。
アレンジも楽しめるおいもの塩抜きダイエットメニュー、早速作っていきましょう!
おいもで塩抜きダイエットレシピ①│トマトソースのじゃがいもニョッキ
まずはじゃがいもで作るニョッキ。
もちもちの食感がおいしくて、塩抜きデーでなくても取り入れたくなるレシピです。
●トマトソースのじゃがいもニョッキ(1人分)
材料
- じゃがいも(茹でてマッシュ) 150g
- 強力粉 大さじ3・1/3
- ▼(トマトソース)
- ・カットトマト 200g
- ・玉ねぎ(みじん切り) 25g
- ・にんにく(みじん切り) 5g
- ・メープルシロップ 小さじ1
- ・オリーブオイル 大さじ1
作り方
- じゃがいもと強力粉を混ぜて一口大に平たく形作る。これを熱湯で茹で、浮いてきたら引き上げておく。
- トマトソースの材料を中火にかけ、煮立ったら弱火で5、6分煮詰める。
- 1と2を和えて盛り付ける。
おいもで塩抜きダイエットレシピ②│さつまいものマッシュとビーンズサラダ
次はさつまいもを主食がわりに使うアイディアです。
マッシュしてサラダに添えると、さつまいもの甘みで塩抜きサラダがさらにおいしく。満足感もグッとあがります。
紹介したビーンズサラダ以外のお好みのサラダでも。ごはんとおかずを食べる感覚で、一緒に食べるのがおすすめです。
●さつまいものマッシュとビーンズサラダ(1人分)
材料
- ▼(さつまいものマッシュ)
- ・さつまいも(茹でてマッシュ) 150g
- ・無調整豆乳 50ml
- ・ココナッツオイル 大さじ1
- ▼(ビーンズサラダ)
- ・ミックスビーンズ 50g
- ・玉ねぎ(薄切りで水にさらす) 30g
- ・ベビーリーフ 1/2パック
- オリーブオイル、レモン果汁 各大さじ1
作り方
- さつまいもマッシュの材料を鍋に入れて弱火で練る。水分が飛んだら火を止める。
- ビーンズサラダの材料を混ぜてオリーブオイル、レモン果汁をかけ、1とともに盛り付ける。
おいもで塩抜きダイエットレシピ③│ながいものお好み焼き風
最後はながいもでつくるお好み焼き風。
混ぜるだけの簡単ケチャップ風で食べますが、十分な満足感とおいしさですよ。
●ながいものお好み焼き風(1枚分)
材料
- ながいも(千切り) 100g
- 片栗粉 大さじ1
- ▼(A)
- ・トマトペースト 大さじ2
- ・レモン果汁 大さじ1
- ・メープルシロップ 小さじ1
- 万能ネギ(小口切り) 適量
作り方
- ながいもと片栗粉をまぜ、フライパンに油を熱して流し込み、両面焼く。
- 皿に盛り、混ぜたAをかけ、万能ネギをちらす。
いずれも腹持ちがいい上、カリウムのパワーで利尿作用も。塩抜きデーにぜひ取り入れてみてくださいね。
▼こちらもチェック!
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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。
※記事の情報は2023年5月26日時点のものです。
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