塩抜きデー以外でも食べたい! ごはんがすすむ塩抜き浅漬け【塩抜きダイエット実践編㊶】

「調理に塩を使わない」ことが唯一のルールの“塩抜きダイエット”は、ごはんももりもり食べてOK! とはいえ、塩抜きのおかずでごはんがすすむの?と思うかもしれませんね。今回は塩不使用なのにごはんと相性抜群な、簡単浅漬けレシピ3品をご紹介します。

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こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。

この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。

塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら

そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。

手軽に作れてごはんに合う! 塩抜き浅漬け

塩抜きダイエットは、「今日は塩抜きをしよう!」と思い立った日だけ実行すれば十分な効果があるのがいいところ。

ただ、気が向いたときだけとはいえ長く取り入れていると、メニューに少し飽きてしまうこともありますよね。たまにはトマトやきのこを使わないレシピが食べたい!と思うこともあるかもしれません。

そこで今回は、毎日食べても絶対飽きない、塩抜きデー以外でもごはんと一緒にモリモリ食べたい、そんな塩抜き浅漬けをご紹介しましょう。

浅漬けというと、ご存じの通り塩分を加えて作るのが一般的です。浅漬けの塩は味付けの意味もありますが、野菜から水分を出し、うまみを増す効果もあります。

とはいえ、塩抜き中は塩揉みで作ることはできません。

そこでおすすめするのが、塩のかわりに砂糖を使う方法です。一体どういうことなのか、まずは実験してみましょう。

ざく切りにしたキャベツにてんさい糖をふりかける

キャベツでも白菜でも大根でもいいのですが、野菜をざく切りにしたら塩ではなく、砂糖を振って全体になじませ、10分ほど置いてみてください。使う砂糖は体に優しいきび砂糖やてんさい糖がおすすめです。

10分後水分を絞ってしんなりとしたキャベツ

こちらが10分経過後、ギュギュッと揉み込み込んだキャベツです。いつもの塩揉みキャベツと同じくらい水が出て、しんなりしていますよね。

塩で水が出るのは浸透圧の関係ですが、砂糖にも同じ働きがあり、食材の水分を引き出してくれるのです。

今回はこの力を活用した浅漬け3種です。さっそく作っていきましょう!

塩抜き浅漬けレシピ①│キャベツの甘酢付け

キャベツの甘酢付け

まずは先ほどの要領で砂糖を使って水分を出したキャベツで、甘酢漬けを作りましょう。

●キャベツの甘酢付け(2~3食分)

材料

  • キャベツ(洗ってざく切り) 150g
  • にんにく(薄切り) 1片
  • てんさい糖 大さじ1/2
  • 大さじ2
  • ピンクペッパー お好みで

作り方

  • キャベツとにんにくをボウルに入れててんさい糖をなじませ、10分置く。
  • 水気を絞り、酢を入れて全体をなじませ、1時間以上置く。
  • 盛り付けて、あればピンクペッパーなどを散らす。

塩抜き浅漬けレシピ②│大根と昆布のレモン漬け

大根と昆布のレモン漬け

お次は大根! 昆布とあわせてさらにうまみアップです。
 

●大根と昆布のレモン漬け(2人分)

材料

  • 大根(1cm幅、長さ4cmの棒状に切る) 150g
  • 昆布(はさみで細切り) 5×5cm
  • てんさい糖 小さじ1
  • レモン果汁 大さじ2

作り方

  • 大根と昆布、てんさい糖をボウルに入れて10分置く。
  • 水気を絞り、レモン果汁を入れて1時間以上置いて味をなじませたら完成。

塩抜き浅漬けレシピ③|白菜の甘酢漬け

白菜の甘酢漬け

唐辛子をピリリときかせ、にんにくやごま油を加えた韓国風浅漬けもとてもおすすめです。
 

●白菜の甘酢漬け(2人分)

材料

  • 白菜(千切り) 150g
  • てんさい糖 大さじ1
  • ▼(A)  
  • ・酢 大さじ1
  • ・唐辛子(小口切り) 1本
  • ・にんにく(みじん切り) 1片
  • ・ごま油 小さじ1

作り方

  • ボウルに入れた白菜にてんさい糖を振りかけて10分以上置き、しっかり水気を絞る。
  • (A)を小鍋で沸騰させ、熱々のうちに1にジュッとかけ、1時間以上味をなじませて完成。

いずれも塩は一切使っていませんが、食べてびっくり! 味覚のマジックで塩気を感じます。ごはんを思わずおかわりしてしまうくらい、モリモリ食べられるおいしさです。

また、塩抜きデーにはできるだけ野菜をたっぷり摂る方が、デトックス効果も高まるのでおすすめです。こんな浅漬けが冷蔵庫にあれば、野菜がたくさん摂れるのもいいですね。

ぜひお試しください。


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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。

※記事の情報は2022年10月28日時点のものです。

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