手作り塩抜きコチュジャン風タレでピリリおいしく! 塩抜きダイエットレシピ【塩抜きダイエット実践編㊼】
塩抜きダイエットを始めたいけど、何を食べたらいいのか分からない…。そんなときは、「塩抜きコチュジャン風タレ」を作ってみませんか? トマトペーストをベースにするのでうまみたっぷり! 豆腐にのせたり炒めものに加えたり、これひとつで味が決まる、便利な万能調味料をご紹介します。
こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。
この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。
塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。
そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。
トマトペーストでお手軽に! 塩抜きコチュジャン風タレ
そもそもサラダなど、塩がなくても美味しい料理はたくさんありますが、塩抜きダイエットを始めたばかりで「何を食べればいいの?」という方もきっといらっしゃいますよね。そんな方は、まず万能ダレを用意すると、塩抜きデーがぐんと楽になります。たとえば連載のこの回で紹介した3種のソース。あるいはこの回の甘酢ケチャップもとても便利です。
今回も、そんな万能ダレをまたひとつご紹介します。
韓国料理の万能調味料、「コチュジャン」の塩抜きバージョンです。
コチュジャンは本来は大豆を発酵させて作りますが、ここでは簡単に。うまみのかたまり、トマトペーストをベースにして作ります。
にんにくやごま油、唐辛子を入れるので、ピリリ刺激的な味わいのこのタレ。酸味を加えることで塩抜きの物足りなさを補ってくれるのでレモン果汁を使いますが、お好みで量は加減してください。どうしても物足りなさを感じる方は、市販の顆粒昆布だし(無塩タイプ)を少し足すと、グッとうまみが増えますよ。
●塩抜きコチュジャン風タレ(作りやすい分量・130ml分程度)
材料
- トマトペースト 大さじ3
- 昆布だし(濃いめにとったもの) 大さじ2
- レモン果汁 大さじ1
- 甜菜糖 大さじ1
- おろしにんにく 小さじ1/4
- ごま油 大さじ1
- 韓国唐辛子 小さじ1
作り方
- 材料を全て混ぜ合わせる。
この基本のコチュジャン風タレができたら、さっそく塩抜きダイエットメニューに活用していきましょう!
塩抜きコチュジャン風タレレシピ①│塩抜きコチュジャン豆腐丼
塩抜きコチュジャン風タレを使って色々な料理が作れますが、まずはシンプルに。
ごはんの上に豆腐をのせてコチュジャン風タレたっぷりかけると、ピリ辛風味がたまらないコチュジャン豆腐丼の出来上がりです。
●塩抜きコチュジャン豆腐丼(1人分)
材料
- ごはん 1膳分
- 木綿豆腐 1/2丁
- 万能ネギ(小口切り) 適量
- 塩抜きコチュジャン風タレ 適量
作り方
- 丼にごはんを盛り、スプーンですくった豆腐をのせる。
- 塩抜きコチュジャン風タレをかけ、万能ねぎを散らしたら完成。
塩抜きコチュジャン風タレレシピ②│エリンギフリットのコチュジャン風ソース
次はフリット。エリンギをさっくり揚げたフリットに、コチュジャン風タレをソースとして添えるだけ。ピリ辛風味がエリンギによく合います。
●エリンギフリットのコチュジャン風ソース(1人分)
材料
- エリンギ(一口大に切る) 100g
- 小麦粉 大さじ3
- 炭酸水 大さじ3と1/2
- 揚げ油 適量
- クレソン 適量
- 塩抜きコチュジャン風タレ 適量
作り方
- 小麦粉と炭酸水を混ぜ、エリンギをくぐらせる。
- 熱した油で1を揚げる。
- 皿に盛り、手作り塩抜きコチュジャン風タレとクレソンを添える。
塩抜きコチュジャン風タレレシピ③|厚揚げと野菜の塩抜きコチュジャン風炒め
コチュジャン風タレは炒めものにも使えます。
いつもの野菜炒めの味付けに使ってもいいし、写真のように厚揚げを組み合わせると、ボリュームが出て主役のおかずになります。
●厚揚げと野菜の塩抜きコチュジャン風炒め(1人分)
材料
- ▼(A)
- ・長ネギ、にんにく、しょうが(みじん切り) 各10g
- ごま油 適量
- 厚揚げ(食べやすく切る) 100g
- ピーマン(乱切り) 1個
- 玉ねぎ(乱切り) 100g
- ぶなしめじ 50g
- 酒 大さじ2
- 塩抜きコチュジャン風タレ 大さじ3
作り方
- ごま油を熱してAを炒め、香りが立ったら厚揚げ、ピーマン、玉ねぎ、ぶなしめじを炒める。
- 酒を振ってさらに炒め、手作り塩抜きコチュジャン風タレをからめて火を止める。
- 皿に盛って完成。
このほか、スティック野菜に添えてディップとして使ったり、コチュジャン風タレをレモン果汁と油でのばして、ドレッシングとしても使っても。もちろんそのまま豆腐バーグや野菜グリルのソースとしても大活躍してくれます。
コチュジャン風タレは冷蔵庫で1週間は持つので、たっぷり作って常備しておくのもおすすめですよ。ぜひお試しください。
▼こちらもチェック!
『やせる! 血圧が下がる! 塩ゼロレシピ』
料理監修:庄司いずみ
出版社:マキノ出版
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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。
※記事の情報は2023年4月28日時点のものです。
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