料理初心者や時間のない方におすすめの塩抜きデトックススープ【塩抜きダイエット実践編⑩】
料理をあまりしない人、忙しい人に捧げる塩抜きダイエットメニュー! 切った具材を鍋に入れるだけですぐできる「塩抜きデトックススープ」をご紹介します。このスープさえあれば、ごはんアレンジも即できます。
こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。
この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。
塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。
そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。
さて、塩抜きダイエット。
理論編などで説明してきたとおり、いつやってもいいのがこのメソッドのいいところ。週イチでもいいし、月イチでもいい。それで速攻体重が落ちるのが何よりいいところ。
これまでも場面ごとなど、おすすめの塩抜きメニューを紹介してきましたが、料理をあまりしない人、作る時間のない時などは、「ちょっとハードルが高い」と感じる人もいるかもしれませんね。
そこで今回はどんな人でも、どんな時にも簡単に! 救世主的な塩抜きメニューを紹介しましょう。
簡単&すぐできる! 塩抜きデトックススープ
それがこちら。
塩抜きデトックススープです。
作り方は簡単です。椎茸1パックは1㎝角に切り、玉ねぎ1/2個は角切りに。にんにく1片はみじん切りにします。
これを油でサッと炒め、かぶるくらいの水を入れたら、ざく切りの切り干し大根10g、1㎝角に切ったトマト、冷凍コーンを好きなだけ入れ、3分~4分煮れば出来上がり(缶詰のコーンは塩味があるので注意します)。
これでスープボウル4~5杯分になります。冷蔵保存で5日は持つので作り置きにも向いています。
このまま具だくさんスープとして飲んでも意外といけますよ。しいたけやトマトのうまみ、切り干し大根やコーンの甘み、にんにくの風味で塩味なしの物足りなさは感じません。
ボウル一杯飲めば、お腹もそれなり満足します。
切り干し大根やコーン、しいたけなどカリウムの多い素材をふんだんに使っているので、塩を抜いた上に排出力も高まり、むくみにも速攻の効果あり。
塩抜きデトックススープで、満足感のあるごはんメニューも!
塩抜きダイエットのやり方として、丸一日、あるいは2日連続で続けて実行すると、よぶんな水分がドンドン抜けて、効果が実感しやすいですが……。
「時間がまとめてとれない」あるいは、「3食全部はキツイ」という方は、一日一食を塩抜きデトックススープに置きかえるだけでもOKです。
一食分として置きかえるなら、スープごはんもいいですね。
塩や醤油、味噌で味をつけたいところでしょうが、そのかわりに焼き海苔で。器に焼き海苔をドーンと敷き、塩抜きデトックススープを1カップ注げば出来上がり。
磯の香りで案外イケるのです。
ガツンと食べたいときは、カレーはどうでしょう。
ルーのベースは、塩抜きデトックススープ1カップとカレー粉小さじ1、小麦粉小さじ1をしっかり混ぜて、ひと煮立ちしとろみがついたら出来上がり。
具材としてうまみの多い舞茸を1パック加えるだけでもいいのですが、サッとソテーしたり、油で素揚げしてから加えるとボリュームが出ます。
カロリーが上がっても気にしません。糖質をとっても、油分をとっても、塩さえとらなければ水分代謝は必ず高まるからです。
デトックス塩抜きスープアレンジで中華丼風もできますよ。
これなら夕ごはんメニューとしても十分なボリューム。昼外食で「塩分とったな~」という時のリセットメニューにどうでしょう。
●塩抜き中華丼(1人分)
材料
- ▼(A)
- ・基本の塩抜きデトックススープ 1カップ
- ・エリンギ 80g(2cm厚みの輪切り)
- ・酢 小さじ2
- ・おろしにんにく 小さじ1/4
- ・ごま油 小さじ1
- 片栗粉 小さじ1(3倍量の水でとく)
- ごはん 1膳分
作り方
- (A)を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら弱火で2分煮る。
- 水溶き片栗粉でとろみをつける。
- どんぶりにごはんを盛り、2をかける。
スープアレンジで2日まるまる塩抜きしてもいいし、朝食だけ、お昼や夜だけというプチ塩抜きにもとても便利。
塩抜きデトックススープをぜひお試しくださいね。
【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。
※記事の情報は2020年3月27日時点のものです。
庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】
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