忙しい日に! 火を使わなくてOKの塩抜きレシピ【塩抜きダイエット実践編⑫】

フライパンも火も使わない、ポリ袋1枚で調理が完結する塩抜きダイエットレシピを3品ご紹介。材料をポリ袋に入れてモミモミするだけでOK! 疲れて料理をする気力がないときや、暑くて火を使いたくないときにもおすすめです。

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こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。

この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。

塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら

 そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。

ポリ袋1枚で調理が完結! ラクチン塩抜きダイエットレシピ

塩抜きダイエットは定期的にやらなければならないというものではなく、気が向いたときにやればいいのがいいところ。

塩、みそ、しょうゆなどの調味料は使わず、ハムやベーコンなど、塩分の多い加工品なども入れないで料理し、モリモリ食べるだけで!

実行したその日に1日1㎏、2日続ければ2㎏落ちることも多く、「明後日までになんとかしたい」という時でも、実際になんとかなっちゃうのが素晴らしいのです。

「ヨシ! やるぞ」と決めた日のメニューは連載の過去の記事からぜひ探していただきたいのですが……。 2日間やるつもりでスタートしたものの、一日の終わり、疲れてしまって料理をする気力がない。ふだんなら外食やテイクアウトを利用できるけど、塩抜き中でどうしたら…?

そんな日も諦めないで大丈夫。調理時間はほんのわずか。火すら使わず、塩抜きメニューはできるのです。

玉ねぎ

用意してほしいのはポリ袋を1枚。

この中に、野菜などの素材をいれて出来上がり。そんなラクチン塩抜きダイエットレシピをご紹介しましょう。

【ポリ袋で塩抜きレシピ①】トマトと玉ねぎのマリネ

トマトと玉ねぎの塩抜きマリネ

たとえばマリネ。玉ねぎを薄切りにし、ポリ袋に入れます。

ふつうなら塩を軽く振り、水分を出したいところですが……。

塩抜きレシピなのでそれはなし。オリーブオイルと酢を少々いれて全体を軽く揉み、5〜10分置いて味を馴染ませます。

後は好みの野菜と合わせて出来上がり。写真は角切りのトマトと合わせていますが、水煮の豆やソテーしたきのこでも。

オイルの風味と酢の酸味で塩味がなくても、意外と普通に食べられます。

玉ねぎのシャキシャキした食感が苦手という場合、塩もみするとしんなり柔らかくなりますが、塩抜き中なら砂糖少々をまぶして数分おくと、水がでてしんなりします。そこに酢やオイルで味をつければOKです。

【ポリ袋で塩抜きレシピ②】ピーマンと焼き海苔の混ぜ込み炒飯

ピーマンと焼き海苔の混ぜ込み炒飯

こちらは塩抜き炒飯。炒飯ですが、塩はもちろん、フライパンも使いません。

ピーマン1個、長ねぎ5㎝、にんにく少々はみじん切りに。これをポリ袋に入れ、ごま油少々を馴染ませます。

ここにあったかご飯を入れて全体を軽く揉みながら混ぜ、ちぎった焼き海苔一枚を混ぜ込んで出来上がり。

材料を切るだけで速攻できてお腹もふくれ、しかも塩抜きでもそれなりにおいしい。

疲れて何もしたくないときは、これだけでもOK。

可能なら上記のマリネ程度は添えて野菜を補うと、野菜に多いカリウムで水分の排出力も高まり、むくみがスッキリ。塩抜きダイエットの効果が上がります。

【ポリ袋で塩抜きレシピ③】きゅうりと豆腐のチャンプルー風

きゅうりと豆腐のチャンプルー風

もうひとがんばりできるなら、塩抜きおかずをもう1品。

こちらはカリウム豊富なきゅうりと、美肌にかかせない豆腐を組み合わせたチャンプルー風。チャンプルー風とはいえ、火はつかわず、ポリ袋で超簡単です。
 

●きゅうりと豆腐のチャンプルー風(2人分)

材料

  • ▼(A)   
  • ・きゅうり 大1/2本(小口切り)
  • ・切り干し大根 7g(洗ってざく切り)
  • ・カットわかめ 大さじ1
  • ・酢 小さじ1
  • 木綿豆腐 200g(軽く水切りしておく)
  • 白すり胡麻 大さじ1

作り方

  • (A)をポリ袋に入れて全体を揉み込む。
  • 1がしんなりしたら一口大にちぎった木綿豆腐、白すり胡麻を入れて全体を混ぜ、皿に盛る。

切り干し大根やカットわかめはもどさずそのまま。水分を吸ってくれるから豆腐から水がでず、炒めたチャンプルーのように仕上がるわけです。しかも乾物のうまみが出るから、塩なしでもおいしい。

さらに食物繊維も摂れて、塩抜きの水分代謝効果プラス、お腹もすっきりといいことばかり。ぜひお試しくださいね。

【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。

※記事の情報は2020年5月29日時点のものです。

庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】

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