簡単に済ませたい日に! 絶品塩抜きパスタレシピ【塩抜きダイエット実践編⑭】
一皿で、しっかりお腹満足&体リセット! 買い物に行けなくても冷蔵庫にあるもので簡単にできて、塩なしでも確実に美味しい。そんな塩抜きパスタレシピを3つご紹介します。
こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。
この連載では「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。
塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。
そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。
さて、塩抜きダイエット。
むくんだ時、体が重い時、暴飲暴食が続いて体重がピンチという時などに、思い立ったらすぐできるのがいいところ。
「週末2日で」と私の本のタイトルにも謳っているため、2日はやるべきと思われることもありますが、忙しい時やプチリセットの意味でなら、1日でもいいし、「昼に味濃いものを食べてむくみでパンパン」などの緊急時には、一食だけ、塩抜きをするだけでもいいのです。
が、緊急時に限ってやる気が出なかったり、買い物にいけない事も。
そんな時はチャチャっと作れ、一皿でお腹いっぱいになる、スパゲッティがおすすめです。
麺類は忙しい時のお助けメニューですが、塩抜き中は……。
塩抜きのラーメンやそばなどはなかなか難しいですし、何よりもまず、麺そのものに塩が含まれることが多いため、取り入れにくいメニューでもあるのです。
が、パスタならば!
和洋中なんでもいけるので、塩なしでも味がまとまりやすく、茹でる時に塩を入れなければOKというのも助かります。
この連載でも何度かトマトソースは登場していますが、一番いいのはポモドーロ。
いつものトマトソースに塩を入れず、その代わりにニンニクやオイルを少し多めに入れて煮詰めるだけ、いつも通りに作れば塩なしでも十分美味しく仕上がります。
今回は、買い物にいかなくても簡単にでき、確実に美味しい。そんな塩抜きパスタレシピを3つご紹介しましょう。
【塩抜きレシピ①】辛いトマトの冷たいパスタ
こちらは冷製。トマトの冷たいスパゲッティです。
材料のトマトはマストですが、他の野菜はアレンジ可能。冷蔵庫にあるものでどうぞ。 バルサミコ酢が味の決め手です。
●辛いトマトの冷たいパスタ(1人分)
材料
- (ソース)
- トマト(1㎝角に切る) 100g
- 玉ねぎ 20g
- ピーマン(みじん切り) 1/2個分
- レモン果汁 8ml
- にんにく(みじん切り) 5g
- ラー油 小さじ1/4
- バルサミコ酢 小さじ1/2
- スパゲッティ 80g
- オリーブオイル、バルサミコ酢 各小さじ1
作り方
- ソースの材料全部を混ぜる。
- スパゲッティを茹でて冷水でしめ、オリーブオイル、バルサミコであえる。
- 1と2をあえて盛りつける。
【塩抜きレシピ②】カレー焼きそば風スパゲッティ
こちらは焼きそば風の炒めスパゲッティです。
カレー粉の風味で塩味なしでも意外と美味しい。これも具はキャベツ、セロリ、ゴーヤなど、あるもので代用OKです。
●カレー焼きそば風スパゲッティ(1人分)
材料
- スパゲッティ(茹でる) 乾燥状態で80g
- 油 適量
- にんにく、しょうが(みじん切り) 各5g
- 長ネギ(斜め薄切り) 1/2本分(40g)
- もやし 80g
- ピーマン(細切り) 1/2個分
- ▼(A)
- ・トマトペースト 大さじ1
- ・バルサミコ酢 大さじ1弱
- ・カレー粉 小さじ1強
- ・メープルシロップ 小さじ1
作り方
- 油を熱しにんにく、しょうがを炒める。
- 香りがたったら野菜を炒め合わせ、混ぜておいた(A)で味をつける。
- 茹でたパスタを炒め合わせて、盛りつける。
【塩抜きレシピ③】コーンとえのきのペペロンチーノ
こちらはパスタの王道ペペロンチーノ。
塩が決め手の料理ですが、えのきだけをたっぷりいれることで風味がアップ。えのきたっぷりで麺を減らし、低糖質も狙える上、塩なしでも美味しく作れます。
●コーンとえのきのペペロンチーノ(1人分)
材料
- にんにく(みじん切り) 1片分
- 鷹の爪(小口切り) 1本分
- オリーブオイル 大さじ1
- えのきだけ(石づきを落とす) 200g
- 酢 小さじ1/2
- 冷凍コーン 1/2カップ(75g)
- 粗挽き黒こしょう 小さじ1/2
- スパゲッティ(茹でる) 乾燥状態で30g
作り方
- オリーブオイルと鷹の爪、にんにくをフライパンに入れて弱火で加熱する。
- 香りがたったらえのきだけをサッと炒め、しんなりしたら冷凍コーン、酢、粗挽き黒こしょうを炒め合わせ、茹でたスパゲッティを絡める。
いずれもパパッとできて、塩なしでも意外と美味しい。
もう一息頑張れるなら生野菜のサラダを添えると、カリウムの効果で水分代謝が高まりますよ。
【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。
※記事の情報は2020年7月31日時点のものです。
庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】
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