甘い野菜は塩抜きダイエット料理の味方！【塩抜きダイエット実践編⑱】

こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。 この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で１㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。

塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。

そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。

塩抜きダイエット中でも美味しく食べられる料理は、この連載でもたくさん紹介してきました。

最近では多くの方から、「連載を見て実践しました」「本当に速攻で体重が減りました」という報告をいただくことが多く、塩抜きダイエットの効果を実感しています。

さて、私のスタジオでの塩抜きダイエットクラスに参加した方や、私の本を読んで実践した人からとても人気が高いのが、“甘い野菜”を使った料理です。

甘い野菜というと…。手に入りやすいところなら、かぼちゃ、さつまいも。季節は限定されますが、栗や枝豆、とうもろこしなどにも甘みはたっぷりありますね。

甘い野菜の何がいいかというと、なんといってもそれだけで食べて十分美味しいことです。焼き芋や焼き栗、ゆでとうもろこしに塩はいリません。

甘みは美味しさ。調味料は使うとしても最小限で済むのです。

そこで今回は、甘い野菜を使い、塩抜きでも美味しいおかずを紹介しましょう。

まずは甘い野菜の代表、サツマイモを使った料理です。

蒸しいも、焼きいも、干しいもなどは誰もが好きな美味しさですが、ご飯のおかずにはなりにくいと思っていませんか？

いえ、なるのです！　しかも、塩抜きで。

●サツマイモのレモンペッパーソテー

このレシピは、ニンニクとレモン果汁がみそ。ちょっと物足りないなと感じたら、カイエンペッパーで辛味を足してもいいですね。

お次はかぼちゃ。

かぼちゃというと、和風なら煮物、洋風ならサラダやスープが定番ですが、いずれも塩抜き、醤油抜きでも美味しい。

煮物はふだん味醂や酒、醤油で煮るという方が多いと思いますが、試しに醤油を抜いてみてください。その代わりにひじきやゴマなど、風味のいい素材と合わせると、意外やごはんと合うのです。

そしてサラダ。

今回紹介するレシピなら、マヨネーズも塩も一切いりません。コーンとアーモンドのおかげで、塩抜きですがかなり美食のサラダです。

●かぼちゃとコーンのサラダ（2人分）

最後にとっておき。サツマイモのかき揚げをご紹介しましょう。 かき揚げは普段は天つゆに浸けたり、塩ふって食べると思いますが、このレシピはそのままパクパク食べられますし、ご飯にのせれば天つゆいらずで、天丼としても楽しめるくらい、味がしっかりしています。

秘密はわかめ。

カットわかめには、素材そのものにナトリウムが含まれるので、そのまま食べても塩気を感じます。が、ナトリウムを体の外に排出するカリウムもとても多いので、このレシピのように少量使うなら問題なし。

サツマイモと合わせると甘くしょっぱく、クセになる味ですよ。

●サツマイモとわかめのかき揚げ（2人分）

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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。

※記事の情報は2020年11月27日時点のものです。

庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】